【カメラマンが厳選】不動産におすすめの360度カメラ3選!撮影の注意点も必見

「不動産業界に適している360度カメラが知りたい」
「失敗しない360度カメラの選び方が知りたい」
「360度カメラを使用するメリットが知りたい」

上記のお悩みはありませんか?

最近は物件を掲載するのに、360度カメラで撮影した映像を使用する会社が増えてきました。

本記事では、不動産業界で使用する際におすすめの360度カメラや選ぶポイントだけでなく導入するメリットについてご紹介します。

ぜひ、参考にしてみてください。

この記事でわかること
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不動産の360度カメラを選ぶポイント3つ

不動産業界では、360度カメラで撮影したデータを使用しバーチャルツアーなどさまざまな活用方法が存在しています。

ここからは不動産撮影に使用できる数多くの360度カメラから、後悔しない選び方のポイントを3つ紹介していきます。

  1. クラウドは3Dモデルを生成できるか
  2. 編集機能やオプションは豊富か
  3. 生成データは使いやすいか

それぞれ解説していきます。

1.クラウドは3Dモデルを生成できるか

カメラ選びの際、360度カメラで撮影したデータをクラウド上で3Dモデルに生成できるかという点がポイントになります。

たとえば、RICOHが提供するTHETAカメラは基本クラウドで生成できるのは天球映像のみです。

3Dモデルを生成したい場合は、専用のプラットフォームを別途利用する必要があります。

購入前に、気になっているカメラがクラウド上で3Dモデルを生成できるかを確認するようにしましょう。

2.編集機能やオプションは豊富か

物件のバーチャルツアーは空間のみならず、データ内にさまざまな編集が施されているものが多く存在します。

たとえば、テキスト・資料・画像などの追加コンテンツを埋め込むことによって、ユーザーの求めるバーチャルツアーを提供できます。

360度映像で、商品・サービスの紹介だけでなく、会社のブランドやイメージを伝えるブランディングを行いたい方もいるでしょう。

その際、自社のイメージに合わせて調整・編集することが求められるのでオプション機能が豊富なものを選ぶことをおすすめします。

3.生成データは使いやすいか

作成ソフトを選ぶ際、映像の美しさで選びがちですが、ソフトの使いやすさが重要です。

画像・動画編集ソフトに比べ、認知度や普及率の低いバーチャルツアーの制作ソフトははじめての方でも簡単に操作できるものになっているかを確認しましょう。

価格的には無料で体験できるものもありますが、安価すぎて十分なサービスが得られないケースもあります。

他にも、バーチャルツアーの生成だけでなく保管のためにクラウド費用が別でかかることもあるためトータル料金を確認するようにしましょう。

不動産業界におすすめの360度カメラ3選

不動産の360度カメラの選ぶポイントを3つ解説しました。

ここからは、実際に販売されているもので不動産業界におすすめの360度カメラを3つ紹介します。

  1. Matterport|不動産の360度カメラといえばこれ!
  2. THETA|小規模物件を手軽に撮影
  3. Insta360|ほかのカメラにはない臨場感!

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.Matterport|不動産の360度カメラといえばこれ!

Matterportは物件や施設の空間を3Dスキャンできる特殊なカメラで撮影し、ウォークスルー閲覧できるコンテンツを生成できます。

また、4K画質の撮影ができるのでリアルとのギャップが少ないのが特徴的です。

撮影した3Dモデルは、インターネットと接続ができれば、特別なアプリは使わず、スマホやタブレットといった端末の制限もありません。

なお、Matterportはメジャーメンツという距離を正確に測れるという住宅向けに作られたツールがあるため不動産に適したカメラといえます。

Matterportの概要は「Matterport(マーターポート)とは?3つのメリットや活用事例を徹底解説」でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。

2.THETA|小規模物件を手軽に撮影

THETAは軽量かつ簡単な操作で360度画像や動画を撮影できるカメラです。

THETAが小規模物件の撮影に向いている理由として、内蔵メモリーのため上限が決まっている点が挙げられます。

他にも、360度カメラでもっとも知名度が高いのですが、ビジネスシーンでの活用は少し画質が不十分なケースもあるため注意が必要です。

物件撮影でもデータ量的にも小規模な物件の撮影時に使用することをおすすめします。

THETAシリーズの比較は「【プロ厳選】THETAのおすすめ機種5つ!使い方と評判も解説」でも解説しています。

ぜひご自身に合うTHETAを探してみてください。

3.Insta360|ほかのカメラにはない臨場感!

Insta360がほかのカメラにない臨場感をだせるのは強力な手ブレ補正を搭載しているからです。

microSDカードが必須なので準備の手間はありますが、動画撮影を基本とした設計してるため動画撮影ときに容量を気にせず撮影できます。

5.7K動画撮影も可能なため映像の美しさを重要視するなら、手軽に編集が出来て操作性の高いInsta360をおすすめします。

不動産の物件を360度カメラで撮影した映像

360度カメラで撮影した映像は上下180度左右360度で自由に視点を切り替えられます。

この映像の一番の魅力は、一般的な平面写真と違い、空間の全体をわかりやすく伝えられることです。

不動産の物件において、建物の室内の様子がわかる写真はとても重要な情報となります。

活用の幅はウェブサイトの掲載だけでなく、バーチャルツアーなどにも活用できます。

そのほかの撮影事例を見たい方は、下記からご覧ください。

不動産で360度カメラを導入するメリット

360度映像は画像・動画よりもリアルな空間情報を発信できるということがわかりましたが、ここからは導入するメリットについて紹介します。

不動産で360度カメラを導入するメリットは以下の3つです。

それぞれ解説していきます。

内見の回収や移動コストを削減

不動産で気になった物件があっても、写真や動画では様子を十分に把握できないため内見が必要となってきます。

ただ、お客様にとっても営業担当者としても効率よく内見をしたいはずです。

360度カメラを導入することでお客様に物件のオンライン内見をしてもらうことが可能となります。

リアルな内見は一日に数件のところオンライン内見であれば一日に何十件も見ることが可能なので、見込みの薄い内見や移動コストの削減につながります。

情報の充実度で競合と差別化

他社と差別化を図りたい場合は360度カメラを導入することをおすすめします。

360度カメラで撮影した映像内には、説明動画や資料、音声ガイドなどを差し込むことも可能で必要情報をすべてデータ内に掲載できます。

また、そのデータを24時間365日公開し続けられるため、複数枚の写真からわかる断片的な情報よりも多くの内容を確認できます。

360度カメラで撮影したデータを使用することで情報量の点で他店との差別化につながります。

撮影漏れやミスを減らせる

360度カメラを導入することによって、従来起きていた撮影漏れや撮影箇所の誤りなどミスを減らし業務効率化の改善が実現できます。

不動産の情報を収集するために撮影しますが、物件を初めてみるお客様に複数枚の写真だけで室内のイメージを把握してもらうのは容易ではありません。

そこで360度カメラを使用することにより断片的な写真ではなく続きの写真となっているため、実際に物件にいなくても室内の様子を把握するのが容易になります。

また、撮影範囲が広いため撮影漏れなどのミスを防ぎ、業務効率の向上につながります。

不動産の360度映像を公開するまでの手順

コストの削減や営業効率も上がり、メリットの多い360度映像ですが、作成方法も簡単なのが特徴です。

  1. 360度カメラで空間を撮影
  2. 専用クラウドにアップロード
  3. WebサイトやSNSでデータを公開

それぞれ解説していきます。

1.360度カメラで空間を撮影

360度カメラで賃貸・戸建ての物件を撮影しベースとなる映像を作ります。

基本的に360度カメラを三脚で固定し定点撮影を行います。

カメラを設置すれば自動で空間を撮影してくれるので漏れやブレなどを防げるでしょう。

撮影した映像は通常の画像や動画に比べて空間の雰囲気をリアルに表現できます。

所要時間はカメラのスペックにもよりますが、賃貸であれば2時間、戸建てであれば3時間程度見ておきましょう。

2.専用クラウドにアップロード

撮影が終わったら、データを専用クラウドにアップロードします。

専用のクラウドにアップロードすることで、3Dモデル(物件の立体図)が生成され、360度映像が閲覧可能となります。

ただし、360度カメラと同サービス・シリーズのクラウドでも3Dモデルを生成できないものもあるため注意が必要です。

3.WebサイトやSNSでデータを公開

3Dモデルからは公開リンクが発行されます。

アップロードしたデータに必要な情報などを差し込み、編集が完了したらWebサイトやSNSにデータを公開しましょう。

公開リンクは24時間365日だれでもデータにアクセスできるようになります。

不動産が360度カメラで撮影する際の注意点

ここからは実際に不動産が360度カメラで撮影する際の注意点について紹介します。

今回紹介する注意点は以下の3つです。

上記3つを紹介します。気になるところをチェックしてください。

カメラ・三脚の高さと傾きを整える

360度カメラで撮影する際は、三脚と接続させた定点撮影が一般的です。

そのため、三脚が並行でないと、映像が傾いてしまうため注意が必要です。

また、三脚の高さはレンズが女性の目線よりも少し上になるように設置すると良いでしょう。

理由として、リアルな映像を撮影する際は、空間の高さの半分くらいが目安とされているためです。

撮影開始時や三脚の高さを調整した後は、必ず傾きと高さを揃えることを意識しましょう。

事前にテスト撮影しておく

360度カメラでの撮影には、専門的な知識や資格は必要ありませんが、iPhoneカメラのように簡単に撮影できません。

不動産の物件を撮影する前に、撮影方法を確認しながらテストをしてみることをおすすめします。

説明書などをみても、詳しい操作方法にわからないことがある場合は、撮影セミナーなどにも参加してみましょう。

撮影会社は慎重に選ぶ

ここまでは自社で360度カメラでの撮影を紹介してきましたが、専門会社に依頼することも可能です。

たとえば、「自社でカメラを購入する予算がない」「撮影経験のある人物がいない」「正確な3Dモデルモデルを生成したい」という企業様には、外注をおすすめします。

ただし、撮影会社の中にもさまざまな種類があります。

使用するカメラのスペックが低いと、屋外対応できなかったりイメージ通りの映像を制作できないこともあるため、必ず事前に下調べした上で依頼するようにしましょう。

不動産の物件を360度カメラで撮影したいならAdvalay!

不動産の物件を360度カメラで撮影したいなら、弊社にお任せください!

弊社が使用しているカメラは4K画質で360度の撮影ができるMatterportです。

1,800件を超えるデータを制作した実績とノウハウがあるため、お客様の課題にあわせたデータ制作が可能です。

撮影者は、不動産企業の出身者も多く、内見を意識した撮影を行えるのも強みです。

また、住宅展示場の集客やオンライン集客に関するご提案も可能ですので、ご不明点やお悩みはぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:不動産の360度カメラで内見システムを効率化しよう!

今回は不動産で使用する360度カメラの選ぶポイントや撮影方法についての情報を紹介しました。

360度カメラを導入することによって、オンライン内見が可能となり見込みの薄い内見を減らすことにつながります。

営業コストの削減に繋がるだけでなく、必ず伝えたい内容を画像や動画で追加でき営業効率も上げられます。

私たち生活者にとっても、写真画像だけでなく内部の状況を好きなときに好きな場所から閲覧できるのは魅力的です。

この記事で紹介したメリットを理解した上で360度カメラの導入検討をおすすめします。

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Advalay編集部
このメディアは、Matterportを中心としたコンテンツを発信しています。Matterport事業を行っているAdvalayだからこそ専門的で網羅的な情報をお届けできます。どなたでもわかりやすく、楽しめるコンテンツを作っていますのでぜひご覧ください。
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