【プロ厳選】THETAのおすすめ機種5つ!使い方と評判も解説

「THETAの機種がありすぎてどれがいいかわからない」
「自社に合うTHETAはどれ?」
「ほかの360度カメラよりTHEAの方が良いのだろうか…」

THETAシリーズのカメラは、比較的安価かつ品質も高いカメラで、多くのシーンで活用が進んでいる人気のカメラです。

ただし、機種ごとに料金や活用しやすいシーンが異なるため、購入した後に「こっちの機種の方が良かったかも…」と後悔してしまう可能性もあります。

そこで本記事では、「料金」「性能」「最新性」の軸ごとにTHETAのおすすめカメラを比較していきます。その後、THETAの使い方や評判、ほかの360度カメラとも比較しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
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THETAのオススメはこれ!

RICOHが販売する、360度撮影が可能なTHETAは7つのシリーズがあります。

シリーズに関係なく、本体は軽量で簡単にボタンで操作できるシンプルな作りとなっているため、どれを選んでも操作性は大きくは変わりません。

ただし料金は品質はモデルごとに変わってくるので、ぜひ自分に合うカメラを選んでみてください。

安いモデルなら「THETA SC2」か「THETA V」

THETAを購入するのに価格を第一優先に検討するならば「THETA SC2」か「THETA V」がおすすめです。

価格としては3万円〜4万円代と初心者にもリーズナブルな価格となっています。

低価格でも機能面で劣っているわけではありません。

どちらも4Kの動画撮影が可能となっておりますし、内蔵メモリも14G以上と大容量となっています。

価格的にも初心者が挑戦しやすい機種となっております。

動画撮影の品質にこだわるなら「THETA X」か「THETA V」

バーチャル映像などの撮影を検討していて、多少金額は上がっても品質にこだわりたいなら「THETA X」か「THETA V」がおすすめです。

THETA Xはシリーズで初めて5.7K(5760×2880ピクセル)動画/30fps、4K/60fpsの動画にも対応しています。

THETA Vも4K撮影が可能なだけでなく、360度空間の音声の録音技術を搭載しています。

動きがなめらかな映像を撮影でき、音声も録音可能なためYRヘッドセットなどでの大画面で動画を閲覧する用途としておすすめします。

液晶パネルや豊富な機能を使いたいなら「THETA X」

シリーズの中で唯一本体に液晶パネルがついているTHETA Xは最新モデルです。

価格もシリーズの中でもっとも高額となっています。

本体価格が高い理由として、THETA Xは従来のシリーズと比べてももっともスペックが高いからです。

たとえば、撮影した画像を液晶で確認できるだけでなく、変換処理せずにデータをそのまま活用できるようになりました。

撮影したデータの使用用途が明確に決まっていたり、なるべく操作性の高いものを購入したい場合はTHETA Xがおすすめです。

THETAの5機種の性能を徹底比較

THETAには5機種あります。

物件の撮影に適している機種はどのようなものでしょうか。

ここから、各性能について徹底比較していきます。

  1. THETA X|性能が大幅進化した最新モデル
  2. THETA Z1|THETA Vの従来機
  3. THETA SC2|最低限の機能で安価に購入したい人向け
  4. THETA V|SC2よりも動画撮影に長けている
  5. THETA S|THETA Vの型落ちモデル

ぜひ、購入する際の判断材料として参考にしてください。

1. THETA X|性能が大幅進化した最新モデル

THETA Xは高画質で操作性に優れた機種となります。

静止画は11K、動画は5,7K/30fpsまで対応可能となり、シリーズの中でもっとも性能の高いカメラとなります。

他にも、従来のシリーズだと撮影した動画データをアプリで変換処理する必要がありましたが、THETA Xはダウンロードだけで動画の確認ができます。

バッテリー・メモリーカード交換にも対応しているTHETA Xは使いやすさを追求し、とても実用的になりました。

本機だけで操作が完結する手軽さを求める際はTHETA Xをおすすめします。

2.THETA Z1|THETA Vの従来機

2019年に発売されたTHETA Z1は、シリーズで初めて本体に液晶パネルを搭載し、RAW記録に対応したカメラになります。

たとえば、液晶パネルがあることで撮影可能枚数や撮影モードが確認できます。

そのため、咄嗟に撮影したいときも、すぐに対応できるのが利点となりました。

ほかにも、RAW記録できるということは、現像ソフトで画像の編集がしやすくなります。

自分で現像の作業を進めたいかたにおすすめしたい機種です。

3 .THETA SC2|最低限の機能で安価に購入したい人向け

THETA SC2は高性能モデルのTHETA Z1と比べると解像度や機能は劣りますが、低価格で最低限の機能を利用できる機種です。

機能は劣るといっても、4K動画の撮影機能があったり、内部メモリーの容量は14GBあるので初心者向けの360度カメラとして注目されています。

価格も3万円台から購入できるためデジタルカメラだけでなく、360度撮影ができるカメラとしても高いコストパフォーマンスを発揮しているカメラです。

4.THETA V|SC2よりも動画撮影に長けている

THETA Vはジャイロセンサーを搭載し、ブレなどを極限まで抑えられるため、なめらかな映像の撮影が可能となりました。

他にも、今まで暗い場所での撮影が得意でなかったTHETAシリーズですが、ISO値を大幅に広げ、静止画で最大ISO3200、動画ではISO6400まで拡張しました。

高画質な撮影ができるだけでなく録音技術も搭載したので、よりリアリティのある映像の撮影が可能となります。

このように、THETA Vは動画撮影に長けているので、VRなどを検討されている方におすすめです。

5.THETA S|THETA Vの型落ちモデル

2015年に発売されたTHETA Sは360度カメラが世の中に認知されるきっかけとなったカメラです。

性能面ではTHETA Vよりも劣りますが、360度の映像を高画質に撮影できるものとして注目されました。

価格はTHETA SCとTHETA Vの中間くらいの価格設定になっています。

そのため、現状の機能で比較するとTHETA Sを購入するのであれば、THETA Vの方が新型モデルかつ料金も安いため、Sを購入するメリットはあまりないといえるでしょう。

THETAの使い方

ここからはTHETAの使い方について紹介していきます。

アプリ上で撮影の設定や操作が可能となるため、まずはスマートフォンにTHETAのアプリをインストールしてから、本体とWi-Fiで接続しておきましょう。

360度映像を制作する手順

THETAで360度映像を制作する手順は次の通りです。

  • 撮影したいモードと画質を設定
  • 空間をスキャン
  • スキャンしたデータをスマートフォンに転送
  • 専用アプリで画像・動画を編集
  • 360度映像データを公開

撮影した後でも構図の変更が可能なのがTHETAの特徴です。すべて完了したらデータを書き出し、スマートフォンに保存をしましょう。

THETAカメラの使い方は「【基礎編】THETA(シータ)カメラの使い方を7ステップで解説!」でも詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

カメラ以外に必要なもの一覧

THETAカメラ本体だけでは撮影した映像を活用できません。

カメラ以外に必要なもの、準備しておくと良いものとして次の4つがあります。

  • THETA専用のアプリ
  • 編集用のソフト
  • カメラを固定しておく三脚
  • データを保存するクラウド

THETA専用のアプリや編集用のソフトは映像を活用するのに必要不可欠です。

手ブレ防止の本体でない限りきれいな映像を撮影するため、三脚はあったほうがよいでしょう。

THETAは360度カメラの中でどんなポジション?

THETAは、360度カメラの中で、もっとも知名度が高い機種といえるでしょう。

その知名度の理由は、個人・ビジネスのどちらでも活用シーンが豊富であることや、RICOHへの信頼性が大きいのではないでしょうか。

生成されるデータの品質と料金体系に関しては、どちらも中級レベルといえます。

個人活用では、さまざまな目的で利用できますが、ビジネスシーンでは少し画質が不十分なケースもあるため注意が必要です。

THETAの評判

ここまでは、機種毎の特徴を中心に紹介してきました。

ここからは、THETAの評判について紹介します。

購入の判断をする際は、実際に使用してみての感想など、すでに使用しているユーザーの口コミやレビューが何よりも参考になる情報です。

良い評判・悪い評判の両方を紹介していきますので購入する際の参考にしてください。

良い評判

RICHO と言えば THETA(360度カメラ)ですね。うちは4台目で稼働中。INSTA360、KANDAO、ELECOMも使ったけど、THETAが一番使いやすい。

出典:https://twitter.com/kazuhikoyamada/status/1633801486546399232

RICHO THETAにもついにタッチパネルが!バッテリ&SDカードの交換も対応。なるほど業務用意識してるなぁ。

出典:https://twitter.com/natsu_san/status/1602923610049376256

THETAだけでなく、他の360度カメラを使用したことがある人の口コミは大変参考になります。

会社の業務で使用する場合は、業務効率的にも充電や容量が多い方が扱いやすいです。

簡単に撮影の操作がしやすいだけでなく、その後の編集作業までを考えるとTHETAが選ばれる理由にも納得がいきます。

悪い評判

まずは現実的な製品から「RICHO THETA X」360°全方位カメラ。以前から欲しいけどエントリーモデルもなかなか高くて手が出せない

出典:https://twitter.com/nishikazu_nkc/status/1570007616717475840

RICHO THETA SC2 の最大の弱点と思ってるのが、スマホと2.4GHz帯接続してること。生活家電が多い環境だと、ノイズが多く、顕著にデータ転送速度が落ちる。

出典:https://twitter.com/moon_owl/status/1533114069364129794

シリーズの中にはリーズナブルな価格の商品もありますが、最新モデルで性能の高いシリーズはその分価格も高額でなかなか手が届きにくいです。

だからといって、低価格で購入できるシリーズは場所によって接続や操作性で不具合が見られることがわかる口コミです。

どのシリーズを購入するか、予算だけでなく使用頻度や場所も踏まえて検討することをおすすめします。

THETAに似ているおすすめの360度カメラ

THETAでも十分に高品質な撮影ができますが、360度撮影のできるカメラはTHETAだけではありません。

「ビジネスシーンで使える高品質なデータがほしい」「もっと安価に使いたい」など、THETA以外のツールも検討したい方におすすめしたいのが下記の3つのカメラです。

  • Matterport
  • Insta360
  • iPhone

それぞれのカメラの特徴とおすすめしたい方の特徴を解説するので、THETAとも比較しながら読み進めてみてください。

Matterport|3Dモデルを生成したいならこれ!

3Dモデルを生成し、高品質なバーチャルツアーを作成したい場合はMatterportをおすすめします。

Matterportは物件や施設の空間を3Dスキャンできる特殊なカメラで撮影し、ウォークスルー閲覧できるコンテンツを生成できます。

また、細かい部分まで撮影できるため、リアルとのギャップが少ないのがメリットとなります。

ビジネスシーンでの活用をイメージされている企業様や、THETAの画質や3Dモデルの精度では物足りないという方におすすめです。

Insta360|1時間を超える長時間の動画撮影をしたい

Insta360は動画撮影を基本とした設計のため、強力な手ブレ補正を搭載しています。

また、microSDカードが必須なので準備の手間はありますが、動画撮影ときに容量を気にせず撮影できます。

例えば、内蔵メモリーのTHETAの場合は、上限が決まっているので動画撮影ときなどこまめに確認が必要です。

手軽に編集が出来て操作性の高いInsta360は、動画撮影をメインとする場合はおすすめします。

iPhone|まずは安価に360度映像を作ってみたい

360度カメラに興味はあるが、試してみたいという方はスマートフォンのカメラアプリから始めてみましょう。

品質は劣りますが、アプリケーションを使用すれば360度映像の制作自体は可能です。

アプリとしては、全天球撮影が可能なbubbliや操作性の高いPanorama 360がおすすめです。

ただし、画質は悪いため、内見映像やバーチャルツアーなどビジネス活用には不十分です。

個人活用であれば、iPhoneで試した後に動画の撮影や高品質なものを作りたい場合は360度カメラの購入を検討することをおすすめします。

THETAはコスパよく360度映像を制作したい人におすすめ!

今回はTHETAカメラの特徴をはじめ、おすすめの機種について紹介しました。

機種の中には、動画データの変換処理が不要なものや、ジャイロセンサーの搭載により手ブレを抑えられているものがあります。

他にも、コスト的にも比較的リーズナブルな価格で4K動画の撮影が可能な機種もあります。THETAカメラは簡単な設定と操作で、高品質な撮影と広い空間の撮影が実現できるのが特徴的です。

弊社は、360度映像の制作会社で、不動産・小売り・美術館・製造業など幅広い業界業種の映像制作実績があります。

THETAの活用や、おすすめの360度カメラを紹介してほしいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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Advalay編集部
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