イベントの集客方法8選!集客数が伸びないときの対策と成功事例も解説

イベントを開催する上で、どれだけ魅力的な企画・内容であっても、お客様に来てもらえなえれば意味がありません。

初めてイベント開催をするのであれば、どのように集客すればいいかわからない方も多いと思います。ここでは、イベントの集客方法を具体的に解説していきます。

イベント集客で悩んでいる方、初めてのイベントを成功させたい方など、ぜひ参考にして下さい。

この記事でわかること
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顧客の4つの種類

イベント集客の施策を考える前に、顧客の状態を把握し、ターゲット層を明確にする必要があります。

顧客の状態は下記の4つに分類されます。

 それぞれの特徴を理解し、顧客の種類に合った集客を実施することが大切です。

ここでは4つの顧客の特徴とアプローチ方法を解説していきます。

1.潜在顧客

潜在顧客は、「自社の商品やサービスを知らない顧客」「自社商品やサービスの購入履歴がない顧客」のことです。

また「具体的なニーズや課題としてまだ認識できていない顧客」のことも指します。

この顧客の特徴は、ニーズに対して自覚がないため、適切なアプローチでニーズを認識させることが重要です。商品やサービスを認知してもらえれば、見込み顧客になる可能性がある顧客ともいえます。

潜在顧客へのアプローチは、解消すべきニーズであることを強く意識させ、自社の商品やサービスを結び付けるような情報提供やマーケティング施策が必要です。

潜在顧客をターゲットにした集客施策一覧

2.見込み顧客

見込み顧客とは「自社の商品やサービスを把握しているが購入経験がない顧客」のことです。

「顕在顧客」と同等の意味で使われることもあります。

見込み顧客の特徴は、自社のニーズを把握しており、必要な商品・サービスがある程度わかっている状態にあります。

自社商品のメリットや差別化を分かりやすく訴求し、躊躇させている懸念点を解消することで購入者になってもらえるでしょう。

見込み顧客をターゲットにした集客施策一覧

3.新規顧客

新規顧客とは「はじめて自社の商品やサービスを購入した顧客」のことです。自社商品を気に入れば、リピーターになる可能性の高い顧客といえます。

新規顧客に対しては「一度購入して終わり」にならないよう、継続的なアプローチが必要になります。

4. 既存顧客

既存顧客とは「自社の商品やサービスを何度か購入した経験のある顧客」です。その中には定期的に購入をしている「リピーター」も含まれます。

定期購入に至っていない既存顧客に対しては、リマインドを実施し、リピーター顧客になってもらうよう促す必要があります。

またリピーター顧客には自社へのロイヤリティを高め、より良い関係を永続的に築いていくことが重要です。

既存顧客をターゲットにした集客施策一覧

イベントの集客方法8つ

イベントの目的を理解し、ターゲットとする顧客の種類、顧客の属性を把握し、その顧客を集客するための方法を探ることが大切です。

イベントの集客方法はさまざまありますが、ここでは代表的な下記の8つの方法をご紹介します。

集客方法で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.SNS広告・リスティング広告での認知拡大

SNS広告は、さまざまな人が手軽に発信できるため、情報がスピーディーに幅広く拡散していきます。イベントに興味がある人が情報発信をすることで、興味がなかった「潜在顧客」にまで情報が届く可能性があります。またコストもかからないので手軽な集客方法ともいえます。

SNSはそのプラットフォームによってユーザー層が異なります。集客するターゲットを把握し、活用するプラットフォームを選定する必要があります。

媒体利用ユーザー層
X(旧:Twitter)若年層から高齢層。男女比率半々
Facebook30代から高齢層。若干男性が多い
Instagram20代から30代。若干女性が多い
TikTok10代から20代。若干女性が多い
SNS媒体別の利用ユーザー層

リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果にテキスト形式で表示される広告です。

ユーザーの関心が高い広告が表示されるため、顕在意識のある「見込み顧客」へ向けたアプローチが可能です。

2.自社ホームページやSNSで情報告知

自社のホームページや自社SNSでイベント情報を掲載し告知する方法です。

これらの告知方法は、イベントの申し込みフォームに直接誘導することが可能です。

またSNS等で誘致した顧客に対して、イベント詳細を伝える方法としても有効です。

自社のホームページやSNSからのターゲット層は、自社を知っている「見込み顧客」が多く、イベントの集客効果が期待できます。

3.ポータルサイトへ掲載

「ポータル」とは玄関、入り口という意味です。インターネットにアクセスする際に、最初に訪問するサイトのことを「ポータルサイト」といいます。

ユーザーがインターネットから欲しい情報を閲覧・確認したいときに最初にアクセスするサイトのため、他のサイトに比べPV(アクセス数)やUU(利用者数)が一定量あるのが特徴です。

自社サイトが情報発信、コンテンツの蓄積をしていく場所であるのに対して、ポータルサイトは情報を集約・選定する場所です。そのため情報価値の高いコンテンツが集約されている場所といえます。

たとえば、セミナーポータルサイトでは「セミナーズ」や「セミナー情報.com」が有名です。またチャリティーイベントの告知ができる「こくちーず」、フェスやグルメイベント、アートイベントの告知ができる「Peatix」など、さまざまなポータルサイトがあります。

ポータルサイトで自社イベントを情報発信することができれば、「見込み顧客」からのアクセス数が期待できます。

4. 公式LINEやメルマガ配信

公式LINEやメルマガ配信は、「見込み顧客」「新規顧客」向けにイベント告知する方法です。

自社のLINEやメルマガに登録している顧客にたいして配信することで、集客の高い期待ができます。

そのためSNS広告やWEB広告から、LINE登録やメルマガ登録を促すコンバージョンポイントとして設定する施策も大切です。

また公式LINEを通して顧客とコミュニケーションをとることで、顧客エンゲージメントを高めながら、「新規顧客」を「リピーター顧客」へ育てることも可能でしょう。

5. プレリリースで事前告知

プレリリースとは、自社の情報をマスコミ(テレビ、ラジオ、新聞)などの報道機関に向けて発表する媒体を指します。

発表される内容はさまざまですが、ビジネス目的では新商品や新サービスの告知をする場合が多いです。

自社商品をプレリリースで告知することで、広く世に知らしめる広報活動の側面があります。プレリリースが報道機関に取り上げられると、広告よりも高いプロモーション効果を発揮します。

しかしプレリリースが必ず報道機関にとりあげられるわけではありません。報道機関に取材価値のあるプレスリリースであると思わせる施策が必要です。。

6.チラシやはがきをポスティング

チラシやはがきの配布は大規模イベントの場合に活用します。

Web施策では、場所を問わず幅広いユーザーにアプローチするのに対し、チラシやはがきはエリアやターゲットを限定して情報を配信できるのが特長です。 

実店舗のイベントなど地域ユーザーを集客したい場合には、ポスティングや折り込みチラシが定番となっています。また自社担当者が訪問する際に手渡したりします。

ただし、紙ベースでの告知になるためコストがかかります。費用対効果を高めるために、宣伝する地域を限定し、集客するターゲット層を絞り込むことが重要です。またWeb広告を併用するなどの工夫も必要です。

7.エアー遊具を設置

お子様連れの顧客を集客したい、お子様が集まるイベントを実施したい場合は、エアー遊具を設置するのも一つの方法です。

業務用のエアー遊具は、サイズが非常に大きいため見た目にインパクトがあり、通りがかりの人も巻き込めるメリットがあります。

またエアー遊具にはさまざまな種類があり、定期的なイベント開催でも日替わりで遊具を変えながら展開することで、リピーターになってもらうことも可能です。

エアー遊具目的で来場される顧客であっても、来場してもらうことで「潜在顧客」から「見込み顧客」へ変わる可能性が期待できます。

エアー遊具の種類やメリットは下記記事でも詳しく解説しています。

8.360度映像で充実した情報を公開

360度映像はリアルとオンラインが融合した新たな集客・PR方法として注目されています。

代表的なツールとして「Matterport」を紹介します。

Matterportが実現する「空間への没入感」「疑似体験」によって、商品やサービスのPRに活用されています。

Matterportの映像は4Kの高解像度であるため、リアルの空間をそのまま表現でき、採用した企業は集客や販売促進に成功しています。

企業におけるイベント集客の成功事例

ここではイベント集客の成功事例をご紹介します。集客に成功したイベントは、顧客のターゲット層を把握し、顧客属性に考慮した集客方法を採用しています。

イベントを成功させるために是非参考にして下さい。

博物館|360度映像で爆発的なアクセスを記録

国立科学博物館ではバーチャルツアー「かはくVR」でMatterportを採用しています。

コロナ感染症の影響で外出が困難な時期に、子供たちに楽しい時間を提供し、自宅で科博を体験してもらいたいという思いで360度映像を公開。導入効果として、公開当初1ケ月で100万プレビューを超える爆発的なアクセスを記録しました。

お子様や、家族をターゲットにしたWeb上での映像体験は、来館誘致の宣伝効果としても大きな効果を発揮し、波及したその内容は一部報道機関からも取り上げられました。

「かはくVR」の詳細や、導入インタビューは下記の記事からも詳しくご覧いただけます。

住宅展示場|エアー遊具で子ども向けイベントを成功

毎月定例イベントを実施する住宅展示場では、顧客ターゲットは、若い世代のファミリー層で、小さなお子様が楽しめるイベント企画が必要不可欠です。

エアー遊具を導入することで、お子様が飽きることなく楽しめ、家族で来場していただけるリピーターが増えたそうです。

また大きなエアー遊具はインパクトがあるため、通りがかりの家族までイベントに参加し「潜在顧客」の集客も実現しています。

小売り|事前告知とインフルエンサーが集客力をアップ

ワンカップ大関は販売55周年を記念し、インスタライブ「One Night,One Cup」を開催しました。

ワンカップ大関を飲みながら、MCと女性ゲストがゆっくりと過ごす時間を楽しむことを目的に据えられたオンラインイベントです。

ワンカップ大関は既存顧客である中高齢層男性向けの宣伝ではなく、新たな顧客層獲得のためにイベントを開催しました。

さまざまな女性人気インフルエンサーをゲストに迎え「Instagram」を活用しイベント集客を実施しました。若年層の女性向けをターゲットとした、事前告知とSNS活用によって集客を成功させています。

出典:https://www.instagram.com/p/B6QCy9Oh6JY/?hl=ja

それでも集客数が伸びないときの対策

告知をしても集客数が伸びないときは、その原因を探ることで成功するための改善策が見つかる可能性があります。

イベント集客もPDCAに当てはめて考える必要があり、プランに問題が無かったか、イベントの内容に則した誘致活動、企画立案になっていたかを再確認し次のイベントに生かすことが重要です。

ターゲットを設定し直す

集客の失敗でもっとも多いのは、ターゲットを絞り込めていない、またはターゲットの設定を間違っていることです。

同じ失敗を繰り返さないためには、イベントの目的を正確に把握し、集客するターゲットの再設定をすることが重要です。

さらに絞り込めたターゲットのニーズを考えましょう。もしそのニーズがわかれば、そのことをイベントの告知として伝えることで、ターゲット顧客が興味を持つきっかけになります。

またイベントを告知する上で、どんな人にもアプローチするというのは非常に効率が悪い方法です。ターゲット層を絞り込むことで、費用対効果を高めるこつにもつながります。

プロに相談する

 どうしても自社で解決できない場合は、集客のプロに相談してみるのもおすすめです。

弊社は、Matterport(360度映像)事業やエアー遊具事業、SEO事業をはじめとしたさまざまな集客事業を展開しております。

オンライン・オフライン問わず、貴社のお悩みや課題をもとに最適なプランをご提案いたします。

集客でお困りの方や何か新しい施策にチャレンジしてみたい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

初回面談では、お客様のお悩みをヒアリングし、まずどんな施策が有効かをお伝えさせていただきます。

イベント集客で成功したいなら顧客にあった施策を実施しよう!

イベントの内容からターゲットとする顧客の種類、顧客層、顧客の属性を正確に把握し、どのようなお客様を集めるかを明確にすることが成功のカギになります。

絞り込んだターゲットとそのニーズを理解することで、効率のいいアプローチ方法が見えてきます。

イベント集客で成功するためには、ターゲットとなる顧客にあった施策を実施しましょう。

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Advalay編集部
このメディアは、Matterportを中心としたコンテンツを発信しています。Matterport事業を行っているAdvalayだからこそ専門的で網羅的な情報をお届けできます。どなたでもわかりやすく、楽しめるコンテンツを作っていますのでぜひご覧ください。
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