キャンプ場の集客方法5選!成功のポイントや事例も解説
ほかのキャンプ場との競争が激しく、広告やプロモーションを行ってもなかなか集客力があがらないと悩んでいませんか?
集客方法は多種多様にありますが、集客力をあげるためのポイントを知っていないと結果につながらない可能性もあります。
そのため、本記事ではまずキャンプ場の集客力をあげるために必要な3つの要素について解説し、その後まず取り組みたい代表的な集客方法をご紹介します。
また実践的かつ他社との差別化につながるような独自性のある集客方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプ場の集客力をあげるために取り組むべき3つのこと
日本には約3,000か所のキャンプ場がありますがその4分の1が赤字といわれています。
コロナをきっかけに人混みを避けてレジャーを楽しむキャンプが流行しておりますが来場者を増やすにはどのような工夫が必要でしょうか。
まずはキャンプ場の集客力をあげるために取り組むべきことを3つ解説していきます。
1.サービス内容を見直す
サービス内容を見直す際は、初心者でも利用しやすいサービスとなっているかを確認しましょう。
たとえば、レンタル品を充実させると事前に準備する必要がないので初心者でも気軽に足を運びやすくなります。
慣れている方でも、気になるキャンプ道具を試せたりレンタル利用者の増加で客単価の上昇につながります。
他には、夏休みの自由研究を目的としたワークショップやものづくり体験などで家族層もターゲットとして狙えるでしょう。
また無料サービスを提供するなど、料金の見直しも重要です。
自然を生かしたアクティビティ体験などを目的とした利用客の増加が見込めます。
2.情報発信する方法を増やす
キャンプ場を検索する時は専門の予約サイトを利用することが多いかも知れませんが、エリアから検索して探す人もいるためSEOの対策をおすすめします。
自社ホームページのトップのタイトルタグにエリアを含めて登録すると、エリアで検索した人たちの目に止まり集客に繋がります。
他には、ターゲットとする層に応じてSNS内での発信も重要です。
多くの人の目に止まるよう、幅広いキーワードでタグをつけ、FacebookやInstagram等で情報を定期的に発信しましょう。
3.予約しやすい仕組みを作る
キャンプ場やプランの内容に魅力はあっても集客が伸びない場合、予約システムに課題があるかもしれません。
電話の予約や、複数回のメールのやり取りや、サイト内のお問い合わせフォームまでの導線が分かりづらいと途中で面倒になり離脱してしまうことがあります。
予約システムを導入して、わかりやすい場所に問い合わせフォームを設置するなど、予約まで効率的に進められるようにサイトを整えることをおすすめします。
キャンプ場の集客方法6選
キャンプ場の集客方法には、次のような方法があります。
- MEO対策
- SEO対策
- ポータルサイトへ掲載
- バーチャルツアーの導入
- SNS運用
- メルマガ
代表的なものから、他社との差別化につながるオリジナリティがある方法まで紹介するので、ぜひ参考に実践してみてください。
1. MEO対策
MEO対策とは「マップエンジン最適化」を意味し、Googleマップの検索で上位表示させる取組みのことです。
費用は無料でGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)に地図情報を登録するだけです。
口コミが多いと上位表示率が上がるので定期的に返信しましょう。
また、Googleビジネスプロフィールに登録している9割以上の会社が集客率の向上が確認されています。
集客率を上げたい方は必ず登録しておくことをおすすめします。
2. SEO対策
SEO対策とは『検索エンジン最適化』を意味し、GoogleやYahooの検索結果の上位にサイトを表示させるための対策を指します。
SEOの最大のメリットは、検索結果の上位に表示にされると継続的にサイトからの流入が見込める為コストを抑えて集客できるということです。
このメリットを発揮するためにはどのキーワードで上位表示を狙っていくかということが重要なポイントとなります。
キャンプ場の集客に繋がるキーワードとしては『エリア名 キャンプ場』と設定することをおすすめします。
3. ポータルサイトへ掲載
出典:なっぷ公式サイト
ポータルサイトとは、既にSEOなどで上位表示しているメディアでキャンプ場の情報などが集約されているサイトのことを指しています。
上位表示されているということもあって、流入実績のあるサイトなので即効性という点ではもっとも効率の良い方法です。
ただし、掲載料にかかる費用もあるため、予算を割けないというキャンプ場もあるでしょう。
初期費用が安く流入も多いサイトとしては「なっぷ」などを利用してみると良いでしょう。
4. バーチャルツアーの導入
出典:Matterport公式サイト
バーチャルツアーとは、VR技術を応用しオンライン上で実際に現場を見ているかのような体験ができるものです。
キャンプ場を3D撮影でバーチャル化することによって、実際に足を運ばなくても好きなときにいつでもキャンプ場の下見ができます。
他にもバーチャルツアーを導入すると、事前にキャンプ場の雰囲気や施設の情報などが確認できます。
キャンプ場の雰囲気などで選びたいと思っているユーザーにとっては訪問意欲が高くなるので集客効果につながります。
5. SNS運用
Twitterやinstagramなどでキャンプ場の情報を定期的に発信したり、ユーザーとのコミュニケーションを取ることで、認知拡大やファンの獲得などに効果があります。
ただ情報を発信すれば良いというわけではなく、日々の定期的な投稿に加えて、コメントやDMの返信対応、データ分析などを踏まえてのコンテンツ企画の準備が必要です。
ハッシュタグなども有効に活用し、多くの人に閲覧してもらう工夫も求められます。
6. メルマガ
定期的にメルマガを配信するのはリピーター層の集客におすすめです。
一度来客してくれた方向けに定期的に接点を持つと、キャンプ場を覚え続けていてくれるので「また行きたい」という気持ちになります。
またそれだけでなく友人・知人などへの紹介にも繋がるので新規顧客の獲得にもつながります。
SNS運用と同様、キャンプ場オリジナルの内容であると興味が湧くので情報発信のコンテンツは工夫が必要です。
キャンプ場集客で売上を伸ばすポイント
キャンプ場の集客方法を実践しサービス品質向上にも努めているのに、売上として成果が出ない理由にポイントが押さえられていないことが考えられます。
キャンプ場への集客を成功させるためには重要なポイントが3つあります。
- ターゲットを明確にする
- キャンプの流行を捉える
- キャンパーの声を直接ヒアリングする
それぞれ解説していきます。
ターゲットを明確にする
ターゲットごとにニーズが異なるため、ターゲットを明確にもつことをおすすめします。
ターゲットをあいまいにしたまま広告の出稿やサービスの内容を見直しても、あまり効果が出ないという結果に陥りがちです。
たとえば、キャンプ上級者はある程度自分の好みの道具を一式揃えている傾向があるため、場所代だけを求めていたりします。
反対に初心者は、道具を揃えるのが大変なので手ぶらで利用できるキャンプ所を探す傾向があります。
初心者はその分レンタル料で利益を出しやすいため、クオリティの高いレンタル用品を整えることで売上アップを狙えます。
キャンプの流行を捉える
キャンプ場の集客を高めるのに、その時代の流行を捉えることも重要です。
道具一式レンタルのキャンプも良いですが、最近では初心者やファミリー層を中心にグランピングが流行しています。
キャンプは道具を一式揃えるところから設営、撤去など初心者向けにはハードルが高く感じられることもあります。
テントの設営なしで楽しめるテントや、冷暖房完備のキャビンを用意したりすることで初心者でも気軽にキャンプを楽しめるようになりました。
また、食事の準備の手間を省き一式提供することで全体的に客単価の向上につながっています。
流行りに応じてユーザーのニーズは変わってくるので、いち早くキャンプの流行を捉えるようにしましょう。
キャンパーの声を直接ヒアリングする
ユーザーにとって満足度の高い理想のキャンプ場にするにはリアルボイスを直で取り入れ反映することをおすすめします。
たとえば、日田市にあるキャンプ場はローラースケート場など人工物で溢れていたものを撤去しサイトを区画し眺望のすばらしいキャンプ場へと変貌を遂げました。
(出典:https://glampress.jp/campsite-management-success/#h5o-15)
キャンプの魅力を軽減する不要な設備を排除し、自然の魅力を楽しみながら快適に過ごせる施設となったことで「また行きたい」と思ってもらえる施設となりました。
また、水道に電源、きれいな炊事場やシャワーなどの整備だけでなく、レンタル用品の充実やアウトドアショップの併設などユーザー目線のサービスを充実させました。
キャンプ場集客はWeb施策の強化が鍵!
今回はキャンプ場の集客課題や集客方法、また成功するポイントについてご紹介しました。
サービスの内容を見直したり予約しやすいシステムにするだけでなくWeb施策の導入にも注力する必要があります。
Web施策での集客を強化できれば、訪問前に多くの情報を知ってもらえたり他施設との差別化も実現できます。
この記事で紹介した導入メリットを理解した上で、バーチャルツアーなどのオンライン化の検討をおすすめします。
国内外でキャンプ場のバーチャル化が徐々に進んでいます。弊社の1,500施設以上をバーチャル化した経験やノウハウを活かし、お客様の課題を解決できそうな施策を複数ご提案いたします。
貴社にマッチしそうな施策がございましたら、最善のサポートをご提供いたしますので、まずはぜひお問い合わせください。