【不動産】Matterportで劇的に営業を効率化する方法!活用事例とメリット

こんなお悩みありませんか?

「写真や動画ではうまく物件の魅力を伝えられない」
「顧客の関心を惹きつけられていない気がする…」
「Matterportのバーチャルツアーがどのように顧客の関心をひきつけるのか?」

上記のお悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?

従来の営業方法では思うように生産性が上がらず、それに比例するように売上も振るわない不動産企業も多いでしょう。

Matterportのバーチャルツアーは、不動産業界の営業効率を向上し、売上UPを実現する画期的なアイテムです。

Matterportは海外発のサービスですが、すでに日本の大手住宅メーカーでも導入がかなり進んでおり、売上を前年比30%増加させた企業も存在します。

本記事では、不動産業界の新常識ともいえるMatterportの概要とメリット・デメリット、そして業務フロー別の活用方法を詳しく解説します。ぜひ本記事を読み進めていただき、効率的な営業プロセスの構築にお役立ていただけますと幸いです。

この記事でわかること
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Matterport(マーターポート)とは?

Matterport(マーターポート)とは、革新的な3Dスキャン技術を活用した仮想ツアーソリューションであり、不動産業界で注目を集めています。

この技術を使用することで、物件内部をリアルな3Dモデルとして再現し、オンライン上で自由に探索できる環境を提供します。

従来の写真や動画では伝えきれない物件の魅力や空間感を、Matterportは緻密なディテールと没入感のある体験で伝えます。ユーザーは、自宅やオフィスからMatterportの仮想ツアーにアクセスし、リアルなウォークスルー体験を楽しめるでしょう。

Matterportは、アメリカのMatterport社が提供するサービスで、日本の代理店は数社存在します。

Matterportが不動産業界で注目されている理由

不動産業界にとって、良いとされているツールやサービスは世の中に多數存在します。

そんな中でも、Matterportが画期的なアイテムといわれ、大手ハウスメーカーでも続々と導入されているのには理由があります。

ウォークスルー映像が見やすい

360度カメラはMatterport以外にも多數存在しますが、中でもMatterportは解像度が高く物件の詳細まで映し出せます。

Matterportは、4Kを採用しているためウォークスルーもストレスなく空間を回遊できます。

といっても「百聞は一見にしかず」というように、映像の美しさに関しては、言葉よりも上記の映像を見ていただく方がわかりやすいかもしれません。

ぜひMatterportによるリアルなオンライン内見を体験してみてください。

物件の魅力を届けられる機能が豊富

Matterportの最大の特徴ともいえる「ウォークスルー」機能では、ユーザーが自由に空間内を回遊できます。

「受動的に」情報を獲得する動画とは異なり、ユーザーが自身の手で「能動的に」情報を集めるため、理解度も満足度も高くなると予測できます。

また、Matterport内には「タグ」と呼ばれる機能で、画像・動画・PDF・音声・URLなどさまざまなコンテンツを挿入できます。たとえば、ブランドストーリーに関する動画や、家作りのこだわりや設備に関する資料をデータ内に差し込むのも良いでしょう。

ユーザーは単に空間を見るだけではなく、詳しく物件の情報を理解できるので、購買意欲も高まりやすくなるのです。

加えて、物件の間取り図やCGなども設置できるため、1つのデータだけで多くの魅力を発信できる魅力があります。

コロナ収束後も導入効果を期待できる

Matterportは、新型コロナウイルスで外出が禁止された期間にのみ効果を発揮するツールだと思っている方も多いのではないでしょうか。 

しかし実際は、多くの導入データにより、コロナ収束後も導入メリットが大きいことがわかっています。

従来の内見や商談方法に加えて、Matterportを導入するメリットについては次の章で詳しく解説します。

不動産業界がMatterportを導入するメリット

不動産業界がMatterportを導入することで、下記のようなメリットを受けられます。

  • 通常の物件リストよりも顧客の興味をひきやすい
  • 購入意欲の高いリードを獲得できる
  • 関係者との意思決定を迅速化
  • ポートフォリオを強化しブランドイメージもUP

売上に直結するベネフィットばかりですので、ぜひ読み進めてみてください。

通常の物件リストよりも顧客の興味をひきやすい

従来のポータルサイトに掲載されている画像・動画・テキストのみの物件リストよりも、顧客に興味をもってもらいやすいメリットがあります。

Matterport社によると、95%の人がバーチャルツアー後に物件について電話をかける可能性が高いと発表しています。

この調査から、顧客は画像・動画よりも360度映像によるリアルな空間体験と詳細な情報を求めているといえるのではないでしょうか。

物件選びの時点で、より多くの顧客に関心を持ってもらえれば、顧客との接触回数UPにもつながるでしょう。

購入意欲の高いリードを獲得できる

Matterportを活用したバーチャルツアーは、リードの質も高められます。

Matterportを見てから問い合わせてくる顧客は、ある程度物件の雰囲気や詳細の情報を詳しく理解した上で、良いと思っている可能性が高いです。

そのため、現地を実際に見たいといっている顧客は、すでに購買意欲が高い状態なので、商談も進行しやすくなります。

現地で1から物件の説明をする必要がなくなれば、営業の時短にもつながり、受注率も上がるでしょう。

関係者との意思決定を迅速化

Matterportは、関係者とデータを共有することで遠隔でも協業できます。

そのため、不動産業界とオーナーや顧客、その他のエージェントなど関係者は、Matterportのデータリンク1つでコミュニケーションを進められます。

紙媒体の資料・オンライン資料・図面・写真など複数のデータを共有する必要があり、意思疎通がスムーズにいかない…というお悩みも解決できます。

Matterportは、閲覧権限を制限すれば、顧客だけでなく関係者や社内用の資料としても有効活用できるメリットもあります。

一度データを制作するだけで、それ以降すべての打ち合わせ時間を短縮できると考えると非常に費用対効果の高いアイテムといえるでしょう。

ポートフォリオを強化しブランドイメージもUP

Matterportは、一度データを制作し保存しておけば、24時間365日物件データを公開しておけます。

つまり、自社物件の魅力や家作りのこだわりを「ポートフォリオ」として、オンライン上で常に世界中へ発信できるということです。

「複数の物件を保有している」「家造りに〇〇というこだわりをもっている」など自社の強みは、当然顧客への印象UPにもなります。

さらに、取引先の企業や就活生にも良い印象をあたえるため、採用面においてもメリットがあるでしょう。

不動産業界がMatterportを導入するデメリット

不動産業界がMatterportを導入する際は、下記のデメリットがあることも事前に把握しておきましょう。

  • 撮影時はモデルハウスの備品をすべて片付ける手間がかかる
  • バーチャルツアーを制作するには一定のトレーニングが必要
  • ネットワークやストレージの確保が必要

一つずつ解説します。

撮影時はモデルハウスの備品をすべて片付ける手間がかかる

Matterportを導入する際のデメリットの一つは、撮影時にモデルハウスや物件の備品をすべて片付ける手間がかかることです。

Matterportの3Dスキャンは、物件内のすべての部屋や角度を撮影する必要があります。そのため、家具や装飾品などの備品を一時的に移動させる必要があります。

この作業には時間と労力がかかり、特に大規模な物件や豪華なインテリアを持つ物件では、さらに手間が増えることがあります。

バーチャルツアーを制作するには一定のトレーニングが必要

Matterportのバーチャルツアーを制作するには、一定のトレーニングが必要なデメリットがあります。

Matterportのシステムやカメラの操作、スキャンの最適化などを理解し、効果的なツアーを作成するためのスキルを習得する必要があります。初めての利用者や技術的な知識に疎い業者にとっては、学習コストや時間を要するかもしれません。

正確な3Dモデルを制作したいという方は、35,000円〜撮影できるため、Matterportの撮影代行に依頼するのも良いでしょう。

Matterportのおすすめ撮影会社は「Matterport(マーターポート)おすすめ会社4選!失敗しない選び方」で、特徴や強みを比較しているので参考にしてみてください。

ネットワークやストレージの確保が必要

Matterportは大容量のデータを扱い、バーチャルツアーの作成や共有には高速で安定したネットワーク接続が必要です。

Matterportデータ内には、多くの情報が含まれているため、多くの容量が必要になります。

そのため、オンライン商談でMatterportデータを画面共有する際などは、ネットワークが安定しているかを事前に確認しておくことをおすすめします。

不動産業界におけるMatterportの活用方法【業務フロー別】

Matterportのデータをどの業務フローでどのように褐葉するのか、まだ具体的にイメージできないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、業務フロー別にMatterportの活用方法を詳しく説明します。

不動産業界であれば、どの企業でも活用しやすい方法をあげていますので、ぜひ参考にしてみてください。

物件掲載

ポータルサイトや公式サイトに、Matterportから発行されるリンクを一つ掲載するだけで、物件の情報公開は完了です。

Matterportのデータ内には、関連する画像や動画をすべて埋め込めます。

そのため、いくつもの素材をアップロードする手間がなくなります。

ユーザーにとっても、複数の資料を行き来する手間が省けるため、効率的に物件探しできるようになるでしょう。

内見

Matterportを導入すれば「とりあえず物件を見てみたい」「なんとなく雰囲気を知りたい」という程度の内見は、すべてオンライン上で完結するでしょう。

画像や動画では、物件の導線がわからず、生活するイメージが湧きにくいという方も多いようです。

Matterportは、動画のように受動的に情報をキャッチするのではなく、ユーザー自身が見たい場所をクリックしてそのエリアに移動するシステムです。

そのため、なんとなく物件を見たい顧客の内見はMatterportデータで完了するでしょう。

ただし、契約直前や複数物件と迷っている状態の顧客には、オンラインではなく現地での内見が必要となるでしょう。

商談

オンライン商談に必要な資料やデータは、すべてMatterport内に管理しておけます。

そのため、ZOOMやオンラインコミュニケーションツールで画面共有する際、複数のページを移動する手間がないため、商談時のストレスを軽減できます。

また、オフラインでも「VR住宅展示会」を開催すれば、同じ場所で複数の物件を内見できます。

特に戸建ての内見や住宅展示場へ訪問した顧客にとっては、移動コストを大幅に削減できるメリットを感じてもらえるため、他社との差別化にもつながります。

また、一度に複数物件の内見をリアルに体験してもらえれば、営業マンが案内できる顧客数の上限も増えるのではないでしょうか。

資料検索・共有・保存

契約済みの物件情報を探したい場合や、新たな企画を構築する場合には、Matterportがオンライン資料として活躍します。

紙媒体の資料は紛失の恐れがあり、またオンライン資料も複数あるとファイルが膨大になり、ほしい情報にたどりつくのに時間がかかります。

Matterportにすべての情報を集約しておけば、Matterportデータにつけたタイトルを検索するだけで、簡単にほしい情報へアクセスできます。

またURL一つで情報共有も可能です。

採用・研修

家作りのこだわりや、自社の魅力をプレゼンテーションしたい際にもMatterportを活用できます。

また、モデルハウスだけでなく、オフィスもMatterport化しておけば、オフィス見学ツアーもオンラインでできるようになります。

デジタルテクノロジーを積極的に活用している企業というイメージを与えられれば、就活生にも好印象となり他社との差別化になるでしょう。

また自社の文化や価値観も伝えやすいので、ミスマッチも防ぎやすくなります。

不動産業界のMatterport導入事例

不動産業界のMatterport導入事例を2つご紹介します。

Matterportはさまざまな業界で導入されていますが、その中でも本格的に導入が進んでいるのが不動産業界です。

実際にどんな活用を行っているのか見ていきましょう。

SwedenHouse

SwedenHouseは、全国の住宅展示場をMatterport化しています。

制作したMatterportデータは、公式サイトに掲載しており、モデルハウスを360度リアルに体験できるようになっています。

また世界で初めて、3Dキャラクターによる接客も実現しています。

Matterportデータ内をウォークスルーすると、スウェーデンハウスオリジナルのキャラクターがついてくる仕組みで、実際に接客されているような感覚で内見できます。

出典:Sweden House公式サイト

ONLY YOU HOME

ONLY YOU HOMEも、Matterport化したモデルハウスを自社公式ホームページに掲載しています。

物件閲覧ページに「バーチャル展示会はこちら」と表記したバナーを掲載しておくことで、ユーザーにツアーを見てもらいやすくしています。

また、保有しているスタジオでは「VR展示会」を開催し、他県のモデルハウスなど遠方の物件を見たい顧客に全国の物件を公開しています。

まとめ:Matterportで不動産業界の新たな戦略を練ろう!

Matterportテクノロジーをうまく使いこなせれば、不動産業界に革新的な変化をもたらしてくれるでしょう。

顧客にとってもリアルな体験ができるだけでなく、移動コストを削減できるメリットがありますが、企業側にとっても以上に大きな利点があるのです。

営業効率アップや成約率の向上など売上増加に直結する施策はないかと探していた方には、ぜひ一度試していただきたい秘策です。

弊社は、業界でもトップレベルのMatterport撮影実績を保有しております。

担当者も不動産業界出身のため、貴社が抱えているお悩みや課題をぜひお気軽にお話いただけると幸いです。

Matterportや営業効率化についてご興味がある方は、ぜひ下記からご相談ください。

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Advalay編集部
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