Matterport Axisを利用すべき人とは?使い方とメリット・デメリットを解説
「Matterport Axisの使い方や価格、メリットを知りたい」
「スマホを使って低コストでMatterport撮影したい」
「Matterport Axisを持っておいた方がいいのかわからない」
上記のようなお悩みを解消し、Matterport Axisを効果的に利用するべき人の特徴を解説します。
この記事でわかることは、次の3つです。
- Matterport Axisの機能や価格、使い方をまとめて理解できる
- Matterport Axisを自社で導入するべきか納得感を持って判断できる
- もっとも費用対効果の高いMatterportツールがわかる
ぜひ記事を最後まで読み進めて、Matterport Axisを効果的に利用できるようにしましょう!
Matterport Axisとは?基本機能を解説

Matterport Axisは、360度のパノラマ画像と3Dデータを自動的に生成するカメラです。
スマートフォンを雲台にセットし、ボタンを押すだけで、高品質な3Dモデルを作成できます。
Matterport Axisは、低コストで、持ち運びしやすく、撮影ハードルが低いため、中小企業や不動産業者などに世界中で利用されています。
Matterport Axisを利用することで、Matterportのデジタルツイン技術をさらに手軽に導入できるようになるでしょう。
Matterport Axisのメリット
Matterport Axisのメリットは次の通りです。
- 他のMatterportシリーズカメラよりも低コスト
- 機材が軽いため持ち運びしやすい
- 撮影ハードルが低い
なぜMatterport Axisの導入が進んでいるのか解説します。
他のMatterportシリーズカメラよりも低コスト
Matterport Axisの最大の利点は、他のMatterportシリーズのカメラと比較して低コストなことです。
他のMatterportシリーズカメラを購入するには最低でも50万程度、撮影代行に依頼する際は最低でも5万程度の初期費用が発生します。
そのため、数万円程度で利用できるMatterport Axisは、高品質の3Dスキャンやバーチャルツアーを手間をかけずに作成したい企業や個人にとって、より身近で手頃なソリューションを提供します。
機材が軽いため持ち運びしやすい
Matterport Axisのもう一つの利点は、その軽量でコンパクトなデザインです。
重さわずか0.93kgのMatterport Axisは、ある場所から別の場所への持ち運びや運搬が容易です。そのため、重機や専用車両を必要とせず、外出先で3Dスキャンやバーチャルツアーを撮影する必要がある専門家にとって理想的な選択肢となります。
また、Matterport Axisはセットアップや使い方も簡単なので、初心者や3Dスキャンやバーチャルツアーを初めて体験する方にもおすすめです。
撮影ハードルが低い
Matterport Axisは、他の3Dスキャンやバーチャルツアーのカメラと比較して、撮影のハードルが低いのが特徴です。
自動キャプチャや自動処理などの先進的な機能を備えており、ユーザーは最小限のトレーニングや専門知識で、高品質の3Dスキャンやバーチャルツアーを簡単に作成できます。
また、Matterport Axisはユーザーフレンドリーなインターフェースを備えており、ユーザーは簡単に3Dスキャンやバーチャルツアーを撮影し、Matterportプラットフォームにアップロードして編集や共有できます。
そのため、とにかく今すぐMatterport撮影をしてみたいと思っている方にはおすすめしやすいツールです。
Matterport Axisのデメリット
MatterportAxisのデメリットは次の3つです。
- 画質が悪いため魅力が伝わりにくい
- 充電の持ちが短く大規模撮影には向いていない
- 正確にデータが生成されないケースがある
導入後に後悔しないよう、事前に注意点として把握しておきましょう。
画質が悪いため魅力が伝わりにくい
Matterport Axisを設置できるのは、スマートフォンのみです。
そのため、Matterport Pro2やMatterport Pro3のようなMatterportシリーズカメラでの撮影に比べると画質が圧倒的に劣ってしまいます。
ほかの360度カメラに比べると、3Dモデルの正確さは美点です。
しかしMatterportを使った最高精度のデータを生成したいのであれば、Matterport Axisを使ったスマホ撮影では物足りない方も多いでしょう。
充電の持ちが短く大規模撮影には向いていない
Matterport Axisでの撮影は、スマートフォン自体の充電持ち時間がそのまま撮影できる時間になります。
そのため、1〜2時間程度が上限です。
1〜2時間程度では、賃貸物件1件を撮影できる程度です。工場や教育施設、また少し広めのモデルハウスや店舗を撮影するには、頻繁に充電する必要があります。
撮影時間は限られていることが多いため、時間内に撮影が終わらないリスクが伴うことを知っておきましょう。
正確にデータが生成されないケースがある
Matterportは、膨大な情報を読み込むため、容量が大きくなります。
そのため、スマートフォンでは読み込みが遅くなったり、本体が熱くなったりしてしまい、スムーズにスキャンが進まないケースがあります。
弊社で実際にスマートフォンで撮影していた際も、エラーが出てしまい一度撮影を中断することになってしまいました。
Matterport Axisの使い方
Matterport Axisの使い方は次の通りです。
- スマートフォンを雲台に設置する
- ボタンをタップして自動撮影
- データをアップロードして撮影完了
一つずつ見ていきましょう。
1. スマートフォンを雲台に設置する
まず、Matterport Axisを使うには、スマートフォンを雲台に設置する必要があります。
Matterport Axisは、スマートフォンが搭載された雲台として設計されています。
スマートフォンは、雲台に設置されたクランプで固定されます。クランプは、さまざまなスマートフォンに対応するように設計されているため、Matterportに対応するデバイスを設置しましょう。
利用するスマートフォンには、事前にMatterport Caputureアプリをインストールしておくことで、スムーズに撮影を進められます。
2. ボタンをタップして自動撮影
Matterport Axisには、付属のリモコンがついています。
リモコンはハンズフリーであるため、クリックするだけで撮影を開始できます。
Matterport Axisはモーター駆動式で、自動回転してくれます。そのため、従来のスマホ撮影では手動でカメラを動かす必要があった手間を省けます。
自動で空間を認識してくれることで、カメラマンの手間を減らせるだけでなく、データのブレもなくせるメリットがあります。
3. データをアップロードして撮影完了
撮影が完了したら、スマートフォンに保存されたデータをアップロードして、3Dモデルを生成します。
Matterport Captureアプリを使用して、データをクラウドにアップロードできます。
アップロードが完了したら、Matterportのクラウド上で3Dモデルが自動的に生成されます。3Dモデルを生成するには、データの処理に数時間かかる場合があります。生成されたモデルを確認し、必要に応じて編集しましょう。
Matterport Axisの価格
Matterport Axisの価格は、15,000円〜です。
Matterport Axisを利用に必要な備品は次の通りです。
- Matterport Captureアプリがインストールされたスマートフォン
- Matterport Axis本体
- 三脚
- 雲台
- リモコン
- Matterportクラウド
日本国内の正規代理店では、Axisと三脚、雲台、持ち運び用のキャリーバックがセットで15,000円程度で販売されています。
それに加えて、Matterportで3Dモデルを生成したい場合は、クラウドが必要です。
スマートフォン撮影に対応しているクラウドプランは、スタータープラン(月額1,200円)以上です。最適なものを選んでみてください。
Matterportクラウドの詳細は、こちらからご覧ください。
Matterport Axisを利用するべき人の特徴
Matterport Axisの特徴について解説しました。
しかし「結局Matterport Axisを購入するべきかわからない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこでMatterport Axisの導入をおすすめしたい方とおすすめしにくい方の特徴をまとめました。あくまでも一つの判断基準として参考にご覧ください。
おすすめしたい人
Matterport Axisの利用をおすすめしたい人の特徴は次の通りです。
- Matterportを今後もスマホで撮影していく
- データのクオリティーよりは、とにかく速くMatterport撮影を試してみたい
- 1ルームの住宅程度の小規模施設のみ撮影する
Matterport Axisはスマホ撮影の精度を上げてくれるアイテムです。
そのため、これまでもスマホでのMatterport撮影を行っており、今後はさらに効率化したいという方におすすめといえます。
おすすめしにくい人
Matterport Axisの利用をおすすめしにくい人の特徴としては、次の通りです。
- 画質やデータの質にこだわり、施設やコンテンツの魅力をしっかり発信したい
- 2階建ての住宅以上の大規模施設を撮影する
- 長期的なメリットが大きいコンテンツを制作したい
Matterportの魅力を最大限に活かし、確実に自社の成果につなげたいという方にとっては、Axisでスマホ撮影したデータよりもMatterportシリーズで美しく撮影したデータを制作することをおすすめします。
Matterport制作は、カメラを購入せず代理店に依頼することで35,000円〜からデータを制作できるため、Axisの購入価格と大きくは乖離しません。
そのため、Matterportシリーズカメラで制作するべきか迷っている方は、まずは1施設Matterportシリーズカメラで高品質なデータを生成してみるのもいいかもしれません。
Matterport Axisはスマホ撮影するなら必須アイテム!
Matterport Axisは、モーター駆動式で、スマホ撮影を自動化してくれる非常に便利なアイテムです。
しかし、Matterportの魅力である「超高画質」「美しい3Dモデル」には、少し物足りないと感じる企業様も多いのが現実です。
そのため、Matterportを導入する目的を明確にした上で、本記事で紹介した「おすすめしたい人の特徴」に当てはまるかどうかをチェックしてみてください。
弊社は、1,500施設以上のMatterport撮影実績があります。Matterport Axisはもちろんのこと、Matterport Pro2、Matterport Pro3などMatterportシリーズカメラでの撮影経験もございます。
「どのアイテムを使用するべきかわからない」
「撮影を内製化するか外注するか迷っている」
「そもそもMatterportを導入するべきタイミングなのか」
などMatterportに関するお悩みはぜひお気軽にご相談ください。