360度ビューの作り方!自作・外注の費用と集客力UPのポイントを解説!
360度ビューの作り方は、360度カメラを使った実空間の撮影からスタートします。
その後「クラウドへのアップロード→編集→データ公開」と、手順は非常に簡単です。
ただし、使用する360度カメラによっては正常に360度ビューが生成できなかったり、撮影トラブルが発生するケースもあるため、自作の場合は要注意です。
そこで本記事では、360度ビューの作り方や費用について自作と外注の場合にわけて解説していきます。
またおすすめの360度カメラや店舗集客を強化するポイントについても解説していくので、ぜひ360度ビューで集客に新しい一手を打ちましょう!
360度ビュー(Matterport)を使った、店舗集客方法については、下記からも詳しくご覧いただけます。
ダウンロードは無料のため、ぜひ参考にしてみてください。
360度ビューとは
360度ビューとは、ある対象物や場所を全方向から見渡せる立体的な映像や写真のことを指します。
Googleビジネスプロフィールや、公式Webサイトなどに掲載することで、ユーザーにより充実した情報を提供出来るという特徴があります。
よく似たサービスに「Googleストリートビュー」がありますが、360度ビューとは異なります。
Googleストリートビューは、公道や屋外をバーチャル化するのに対し、360度ビューは基本的に飲食店やサロンなど屋内施設のバーチャル映像を指します。
360度ビューでも屋外を映すケースもありますが、店舗の外観や住宅の庭など、屋内施設がメインコンテンツとなっていることが多いです。
360度ビューの作り方
360度ビューの作り方は「自作」か「外注」の2パターンです。
それぞれの方法について、具体的に手順を解説していきます。
自作する場合
まずは、360度ビューを生成できるカメラを購入しましょう。カメラによって、生成できるモデルに違いがあるため、事前にイメージをよく確認しておくことをおすすめします。
360度カメラで、バーチャル化したい空間を撮影しましょう。カメラを三脚に固定し、定点撮影することが多いです。
カメラの水平を確かめ、丁寧に撮影を進めましょう。
撮影には、専門的なスキルや知識は不要です。ただし、スマートフォン撮影のように、はじめから誰でもスムーズに撮影できるわけではありません。
360度ビューや3Dモデルが完成する仕組み、データの見え方や活用方法にあわせて、適切なポイント・順序で撮影する必要があります。
撮影が終わったら、クラウドにアップロードしましょう。
クラウドにアップすると、自動的に3Dモデルや360度ビューを生成してくれます。
データが完成したらいよいよWebサイトやSNSに公開できます。
データから発行されるURL一つで、全世界へ情報を発信可能です。
外注する場合
まずは、お悩みや現状をヒアリングさせていただき、どのような360度ビューが最適かをお話いたします。
360度撮影のプロが現場に伺い、撮影します。
撮影前の最終確認が終わり次第、基本的に立ち会いは不要です。
撮影が終了したら、データの編集作業を行います。
データの活用目的や解決したい課題にあわせて、コンテンツを追加したり、デザインしたりします。
データは、URL形式で納品されます。
そのURLを掲載すれば、WebサイトやSNS、QRコード化すればチラシなど紙媒体からでも映像をお楽しみいただけます。
「データの閲覧権限を変更したい」「展示内容が変わったので再撮影したい」「データの閲覧数が伸びない」など、データ完成後もサポートさせていただきます。
ぜひご不明点やお悩みなどお気軽にご相談ください。
360度ビューを生成できる360度カメラ3選
360度ビューを生成できる代表的な360度カメラは、次の3つです。
一つずつ解説していくので、ご自身にマッチするものを探してみてください。
1.Matterport
Matterport(マーターポート)は、アメリカのMatterport社が提供するデジタルツイン技術を使った360度カメラです。
Matterport pro2と呼ばれるシリーズ初のカメラは、屋内に適しているカメラ。そして2023年に新たにリリースされたMatterport pro3は、屋外撮影も可能です。
Matterportは、360度カメラの中でもリーダー的なポジションで、多くのビジネスシーンで活用されています。
3Dモデルの生成やタグで埋め込めるコンテンツの豊富さなど、ハイクオリティーな映像を作りたい方には向いているでしょう。
Matterportの概要は「Matterport(マーターポート)とは?3つのメリットや活用事例を徹底解説」でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
2.THETA
THETA(シータ)は、RICOHが提供する360度カメラです。
軽量かつサイズも小さいため携帯性にも優れています。
またカメラの価格も比較的安価なため、手軽に手に入れやすいカメラといえるでしょう。
ただし、THETAのクラウドでは、3Dモデルは生成できないため注意が必要です。
3Dモデルを生成したい場合は、Matterportなど他のサービスのクラウドと連携しましょう。
THETAシリーズのカメラは「【プロ厳選】THETAのおすすめ機種5つ!使い方と評判も解説」で全機種を比較していますので、ご自身に最適なものを探してみてください。
3.iPhone・アンドロイド
iPhoneやアンドロイドのアプリでも、360度ビューを制作できます。
たとえば、DMD Panoramaでは、専門的な知識や撮影スキルは不要で、360度ビューを制作できます。
ただし、多くのスマートフォンアプリは、3Dモデルを作ることは難しいでしょう。
事前にどんな映像が完成するのかはよく確認することが重要です。
無料でまずは制作してみたいという方にもおすすめです。
出典:https://apps.apple.com/jp/app/dmd-panorama/id441183050
360度ビューの制作費用
360度ビューの制作費用は下記の通りです。
制作方法 | 制作費用(150㎡の施設) | 内容 |
---|---|---|
自作する | 約15万 | ・カメラ購入費用(10〜50万程度・撮影費用(無料)・クラウド保管費用(1,500円程度) |
外注する | 約3〜5万円 | ・カメラ購入費用(無料)・撮影費用(3万円程度)・クラウド保管費用(1,500円) |
360度ビューの制作費用は、下記のいずれかで決まります。
- 施設の平米数
- 撮影日数
見積を依頼する際は、上記を伝えるとスムーズに概算費用を出してもらえるでしょう。
360度ビューで集客力を伸ばすポイント
360度ビューで、実店舗の集客力や売上を伸ばすポイントは次の3点です。
360度ビューの効果を最大限に活かすためのコツになるので、ぜひ参考にしてください!
なるべく情報を追加できるカメラを選ぶ
公式サイトのリンクやメニュー写真、イメージ動画などなるべく多くのコンテンツを追加できるカメラ・ツールを選びましょう。
360度ビューの中には、空間情報に加えてさまざまなコンテンツを追加できるツールも存在します。
たとえば、Matterportであれば、タグと呼ばれる機能で「写真・動画・PDF・音声・リンク」などを埋め込めます。
360度ビューを掲載するだけでも、ユーザーの興味を引きやすくなるという調査結果があります。
しかしそれに加えて、メニューの魅力や店舗やブランドへの想い、芸能人の来店情報などお店の強みを公開することで、選んでもらいやすくなるでしょう。
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
飲食店・サロンなど店舗ビジネスを展開されている企業様は、MEOで上位表示を獲得したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
360度ビューを公開して終わりではなく、その他の店舗情報や口コミも定期的に更新することが重要です。
MEOで上位を獲得できれば、集客力を大きく伸ばせるでしょう。
ほかの集客施策とも組み合わせる
実店舗の集客力を伸ばしたいのであれば、オンライン・オフラインなどさまざまな集客施策を組み合わせましょう。
WebサイトやSNSなど店舗情報が掲載されている公式メディアの運営は必須の時代となっています。
360度ビューを見て店舗に興味を持ったユーザーに対して、さらに信頼感や興味関心、独創性を感じてもらえるメディアづくりを心がけましょう。
飲食店の集客アイデアに関しては「飲食店の面白い集客アイデア5選!成功のコツや事例も解説」でも詳しく解説しています。
また店舗集客に関する資料も無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:360度ビューを作って店舗の集客力を伸ばそう!
360度ビューの作り方は、次の手順でした。
- 360度カメラで空間を撮影
- データをアップロード
- 編集
- データを公開
また外注する際は、1つ目の手順前に、ヒアリングが加わります。
使用する360度カメラを選ぶ際は、まずご自身が制作されたい360度ビューのイメージを明確にし、そのイメージを実現できるかどうか確認してください。
弊社は、Matterportを使った360度ビューのバーチャルツアーを製作可能です。
不動産・住宅・アパレル・ジム・飲食店をはじめ、幅広い業界業種1,800施設以上をバーチャル化しています。
ぜひ360度ビューの作り方や購入したいカメラで悩んでいる方や、希望のデータイメージを実現できるか確認したい方はお気軽にご相談くださいませ。