【最先端】ECサイトと実店舗が連携したバーチャル店舗が最強!

- 「ECサイトと実店舗どちらが自分のビジネスに合っているのかわからない…」
- 「店舗ビジネスで赤字を出したくない」
- 「ECサイトと実店舗をうまく連携して売上を上げたい」
そこで今回は、ECサイトと実店舗それぞれのメリットデメリットを整理し、さらにECと実店舗が連携した「バーチャル店舗」についても詳しくご紹介します。
私たちは、3Dの空間撮影を行っており、これまで幅広い業界のバーチャル店舗作成、売上UPのサポートをさせていただいております。その知識と経験をもとにより詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ECサイト・実店舗・バーチャル店舗の違い【比較表】
ECサイト、実店舗、さらにバーチャル店舗の3つの販促ツールの違いについてまとめました。
ECサイト | 実店舗 | バーチャル店舗 | |
---|---|---|---|
販売場所 | ECサイト | 店舗 | バーチャル空間・ECサイト |
販売時間 | ◎ (24時間365日) | △ (営業時間内のみ) | ◎ (24時間365日) |
開業資金 | ◯ | △ | ◯ |
固定費 | ◎ (サーバー費などシステム利用費) | △ (家賃・光熱費・人件費など) | ◎ (データ管理費1500円程度のみ) |
コスパ | ◯ (0から自分でサイト構築する場合、 管理コストがかかる) | △ (人件費や家賃など、毎月費用がかかる) | ◎ (1度制作すれば追加費用はほぼなし) |
集客方法や対象 | オンライン上で世界中の人に集客 | 特定地域での集客がメイン | オンライン上で世界中の人に集客 |
決済方法 | ◯ オンライン決済 | ◎ 現地決済・オンライン決済 | ◯ オンライン決済 |
顧客対応方法 | チャットボット カスタマーセンター | 対面接客 ロボット | チャットボット カスタマーセンター |
商品の「リアルさ」 | △ | ◎ | ◯ |
ワクワク感 | △ | ◎ | ◎ |
ECサイトのメリット・デメリット

ネット上で商品やサービスが売買されるサイトで、非常に手軽にショッピングができるECサイト。Amazonや楽天市場などのモールに出品する「モール型」と、自社で運営するサイトで出品する「自社サイト型」の2タイプに分類されます。
ECサイトのメリット・デメリットを1つずつ詳しく解説していきますので、ぜひ自分のビジネスに当てはめて読み進めてみてください。
メリット
- いつでもどこでも買い物できる
- 人件費などコスト削減になる
- 集客の幅が広がる
ECサイトは、サイトを制作してしまえば24時間365日勝手に営業活動を行ってくれる非常に便利なツールです。また、決済までオンラインで完結するため人件費もかからず、家賃・光熱費も不要なためコスト削減したいという方にはオススメのツールです。
さらに、オンライン販売では集客において距離の成約がありません。
実店舗販売のみ行っていて、集客の幅を広げたいと考えている方に効果的です。
デメリット
- 実際に商品を試すことができない
- コミュニケーションをとることができない
- ライバルが多い
ECサイトは、実際に手にとって商品を見ることができません。そのためイメージと実際届いた商品が違うという可能性も考えられます。
また、誰でも簡単にサイト開設できるという手軽さがある一方で、他のサービスと同じようなサイトになってしまい差別化が難しいです。ECサイトを利用している多数のライバルに勝つための戦略や、オリジナルコンテンツの制作で対応するのも良いのではないでしょうか。
実店舗のメリット・デメリット

実店舗販売は、商品サービスだけでなく、店舗の外観でもサービスの世界観やオリジナリティーを表現することが魅力です。
時代や流行に合わせてさまざまなテイストの店舗が設立され、最近では無人の店舗も見られるようになりました。
実店舗はECサイトとどのような点が違うのか、メリットデメリットを紹介します。
メリット
- 店内を楽しみながらショッピングできる
- 世界観が伝わりやすい
- コミュニケーションが取れる
実店舗のメリットはなんと行っても、商品やサービスごとの世界観や空気感を楽しみながらショッピングができること。立地にもよりますが、店舗を構えていると多くの人の目に触れるため、通りすがりの人であっても店舗デザインに惹かれた人を新規顧客として獲得できる可能性もあります。
また、実際にお客様とコミュニケーションを取りながら接客ができるため、会話を通じて新たな発見や購買を生み出すことができます。
デメリット
- 初期費用や人件費などコストがかかる
- 時間や場所の制限がある
- 感染症流行で営業できない可能性がある
店舗の最大のデメリットは、維持費や人件費などのコストがかかるということです。
また、時間・場所・感染対策など販促に制約が発生してしまいます。
ECサイトと実店舗それぞれの特徴を解説いたしましたが、本音を言えばコストやデメリットさえなければどちらも導入しておきたいという方も珍しくありません。
そこで今回は、ECサイト・実店舗それぞれのデメリットを解消し、メリットだけを詰め込んだ最強ツール「バーチャル店舗」についてご紹介します。
ECサイトと実店舗が連携した「バーチャル店舗」

バーチャル店舗とは、オンライン上の仮想店舗のことです。
実店舗を特殊な360°カメラでスキャンし、撮影した空間をそのままバーチャル空間としてオンライン上に生成します。
バーチャル店舗では、ECサイトと実店舗が持つ強みを合わせて、販促効果を高められるのです。
リアルとバーチャルが融合した画期的なツールとして、小売り業界を中心に導入が進んでいます。
バーチャル店舗の5つの機能

徐々に浸透してきているバーチャル店舗は、以下5つの機能が特徴的です。
- 高解像度でのウォークスルー
- タグ機能で商品情報もしっかり公開
- ECサイトと連携が可能
- ユーザー行動の解析もできる
- URL1つでいつでもどこでも閲覧できる
実店舗とECサイトのデメリットをどのように解消するのか、また2つのツールのメリットをどのように融合しているのか解説していきますのでぜひご一読ください。
1. シームレスな空間移動で店舗に没入

4Kの高解像度でシームレスなウォークスルーを可能にします。使用するカメラによっては、商品の繊細な部分まで美しく表現されていない映像も珍しくありません。
360°映像では、細かい模様や文字まで正確に認識するため、オンライン上でも実物を見ているような感覚になります。
ECサイトだけでは表現しきれない、店舗や商品の雰囲気や世界観を映像で伝えることができます。
2. タグ機能で詳細に商品情報を公開

空間内に追加コンテンツを埋め込むことができる「タグ」とよばれる機能があります。
タグ内には、画像や動画、テキスト情報を埋め込むことができ、商品情報を十分に公開できるためユーザーの満足度も高くなります。
スタッフの人数も限られているためお客様全員に接客できないという実店舗の課題も解決できます。
3. ECサイトと連携し、オンラインショップからの売上をアップ

②で解説したタグの中には、ECサイトを埋め込むことができます。
そのためバーチャル空間内をショッピングし、いいなと思った商品があればそのままECサイトに移行できるため、購入までの流れが非常にスムーズです。
4. ユーザー行動を解析

バーチャル空間のデータは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツール「Google Analytics」との連携が可能です。
Google Analyticsで、バーチャル店舗への訪問人数や、よく表示されている商品などユーザーの行動をデータ分析することで、マーケティングのメインツールとしても活用できます。
5. 24時間365日簡単に店舗へアクセス
バーチャル店舗は、データから発行されたURL1つでオンライン上に公開できます。
サイトやSNSにバーチャル店舗を公開すれば、24時間365日どこからでもアクセスできる仕組みになっており、誰でも簡単に店舗をオープンできる仕組みになっています。
リアルとバーチャルが融合した画期的なツールとして、小売り業界を中心に導入が進んでいます。
バーチャル店舗を制作する方法 5ステップ

バーチャル店舗の制作には、Matterport(マターポート)という360°カメラを使います。
「実店舗をすでに持っている場合」「店舗を持っていない場合」それぞれの制作方法をご紹介します。
店舗を持っている場合
商品サービスに最適なイメージや機能を実現できるよう打ち合わせを行います。些細なことでもお気軽にご質問いただきながら、撮影日程の調整まで行います。
店舗の商品や展示物を撮影できる状態に整えていただきます。撮影したデータは継続的に使用するため、より美しい状態にしていただくことをおすすめしています。
店舗のサイズにもよりますが、基本的にプロカメラマン1名が現場位に伺い、半日〜1日で撮影を行います。
撮影前に一度確認をしていただいたあとは、立ち会いなしで撮影可能です。
撮影が完了したら、データを編集していきます。
バーチャル店舗では、ECサイトやGoogle Analyticsの連携、商品画像や動画の埋め込み編集を行うことが多いです。
目的に合わせて、クオリティーの高いバーチャル店舗に仕上げます。
データが完成したら、データから発行されるURLで納品いたします。
WebサイトやSNSに掲載していただいたり、URLをQRコード化して紙媒体のチラシやポスターなどに掲載するなど活用方法はさまざまです。
店舗を持っていない場合
商品サービスに最適なイメージや機能を実現できるよう打ち合わせを行います。些細なことでもお気軽にご質問いただきながら、撮影日程の調整まで行います。
店舗をお持ちでない場合は、バーチャル店舗として撮影する空間をレンタル(よほど大きいスペースでない限りは1〜2日間)していただきます。レンタルスペースや、海・山などの自然空間など、商品サービスの世界観を表現するにはどのような空間が良いか決定していきます。
撮影場所として決定した空間を、アレンジしていただきます。商品を並べることができる場合は配置していただき、スペースがない場合は、CGや編集などで画像を編集するためそのためのスペースを作ります。
空間のサイズにもよりますが、基本的にプロカメラマン1名が現場に伺い、半日〜1日で撮影を行います。
撮影前に一度確認をしていただいたあとは、立ち会いなしで撮影可能です。
撮影が完了したら、データを編集していきます。
バーチャル店舗では、ECサイトやGoogle Analyticsの連携、商品画像や動画の埋め込み編集を行うことが多いです。
目的に合わせて、クオリティーの高いバーチャル店舗に仕上げます。
データが完成したら、データから発行されるURLで納品いたします。
WebサイトやSNSに掲載していただいたり、URLをQRコード化して紙媒体のチラシやポスターなどに掲載するなど活用方法はさまざまです。
バーチャル店舗の事例 3選

実際のバーチャル店舗の映像を3つご紹介します。
- 3Dビーチショップ
- BEFTEY
- Burberry
バーチャル店舗の機能性や没入感、またそれぞれの店舗がバーチャル映像で表現している世界観にも注目してみてください。
①3Dビーチショップ
(出典:3Dビーチショップ – MARIANA OCEAN)
マリアナ諸島の「ナチュラルコスメブランド」として誕生したMARIANA OCEAN。マリアナ諸島の世界観をバーチャル映像で表現しています。
コスメのECサイトはあふれるほど存在していますが、原産地の世界観やワクワク感までをユーザーに届けることができているサイトは少ないのではないでしょうか。
3Dビーチショップを1度制作してしまえば、それ以降スタッフによる営業や店舗の管理はすべてデータ内で完結するため大幅にコスト削減できるというメリットがあります。また、ユーザーはバーチャル店舗に訪れるだけで、ビーチでショッピングをするという非日常的な体験が可能です。
②BEFTEY
(出典:https://beftey.jp/)
人気YouTuberまあたそさんが手掛けるアパレルブランド「BEFTY」のバーチャルショップ。
ECサイトで商品の魅力を伝えるのと同時に、バーチャル映像でブランドの世界観も表現されています。
また、入り口の扉に設置されているタグに埋め込まれている、オリジナルのメイキング動画にも注目です。実店舗・ECサイトにはないコンテンツを見ながらショッピングできるのはファンにとっても魅力的なのではないでしょうか?
③BURBERRY

有名ブランドBurberryでもバーチャル店舗が導入されていました。
Burberryのバーチャル店舗は、ただ空間を撮影するだけでなくイメージや世界観が伝わりやすいよう、ブランドロゴを入れたり、人物を起用したエンタメ要素あふれるショップです。
期間限定のポップアップストア撮影し、バーチャル店舗として活用したことで、幅広い集客を可能にし、開催期間終了後も資産としてアーカイブ保存しておくことができます。
実際のデータは公開期間が終了しているため、詳しく知りたいという方は下記の記事(Burberryのバーチャル店舗について詳しく解説)も参考にしてみてください。
それぞれメリットデメリットがあります。
自社サービスに最適なツールはどれなのか悩んでいる、費用が知りたいなどお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
お客様目線で、お悩みを解消できるようなご提案をいたします。
ECか実店舗迷っているならバーチャル店舗の導入も効果的

ECサイトと実店舗にはそれぞれメリットデメリットがあることをおわかりいただけたと思います。
近年ではデジタル技術が発展し、デメリットや課題を解決してくれるツールが次々に開発されています。
バーチャル店舗は、ECの「つまらなさ」や、実店舗の「維持コスト」の課題を解決できる最先端の技術です。
EC・実店舗・バーチャル店舗、どのツールを使うべきか、また効果的に商品を販売するにはどうすればいいかお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。