5分でわかる「オンライン博物館」とは?メリットや事例、注意点を徹底解説
こんにちは!株式会社Advalay編集部です。
コロナ禍でオンラインコンテンツの導入が促進されるようになり、博物館もオンライン上で楽しむことができるようになりました。
今回は、オンライン博物館とは一体どのようなものなのかその概要や事例、制作ツールまで網羅的に解説していきます。
私たちは、国立科学博物館などのオンライン博物館の制作実績もあるため、より専門的な情報をご紹介することができます。
- コロナ禍で博物館に来るお客さんが減ってしまい困っている…
- オンライン博物館を導入したいけれど、メリットや制作方法がわからない…
- オンライン博物館の導入・成功事例が見たい
オンライン博物館とは?
オンライン博物館とは、PCやスマートフォンなどのオンラインツールを使用しオンライン上で展示を楽しむことができる博物館です。
動画などを使ったリアルタイムのものや、バーチャル映像などリアルの空間の疑似体験ができるバーチャル博物館など種類も様々です。
オンライン博物館を導入する6メリット
博物館の新たな楽しみ方として浸透してきたオンライン博物館ですが、導入するとどんな効果があるのか6つのメリットについてご紹介いたします。
人件費などのコストを削減に繋がる
全て展示をオンライン上で行うことができるため、これまでかかっていた人件費や電気代などのコストを削減することができます。
また、入館退館などもそれぞれのユーザーが各自で行うことができるため、スムーズに効率的な鑑賞を実現することができます。
展示をアーカイブで永久保存できる
オンラインコンテンツを制作すると、アーカイブとして半永久的に展示空間を保存することができます。展示開催期間中だけでなく、期間終了後もコンテンツを活用することができるのもオンラインの魅力の1つです。
コストをかけて制作した空間を残しておきいつでもアクセスできるのは、ユーザーや博物館にとってはもちろんのこと、作品展示を制作したアーティストにとっても嬉しい要素です。
遠方の人にも作品を届けることができる、集客の幅が広がる
また、オンラインであれば距離の制約がなく国境を越えて作品を届けることができます。今までなかなか遠方に足を運ぶ時間が取れない方や体に不自由がある方、または年齢を理由に展示を見に来ることができなかったという方にも展示を見ていただく機会を作ることができます。
特にアクセスがあまりよくない博物館にとっては集客の幅を広げることができるチャンスとなります。
24時間365日いつでも閲覧可能
距離の制約だけでなく、時間の制約も取っ払ってしまうのがオンラインコンテンツです。
サイトに1度掲載してしまえば、24時間356日いつでもどこからでもアクセスができます。ユーザーが好きなタイミングで、好きなだけ時間を気にせず没頭することができる嬉しい空間です。
パンデミック下にあっても展示を公開しておける
また、新型コロナウイルス感染症の流行で人の移動が制限され博物館にも被害が及びました。今回だけではなく、今後の感染症流行に備えて、博物館、展示を公開し続けることができる対策として導入しておくのも良さそうです。
リアルの博物館の価値も上がる
そして、オンライン博物館を制作することはオンラインコンテンツの充実を実現できます。しかしそれだけではなく、オンライン博物館で博物館や展示の魅力を発見したユーザーは、やっぱりリアルでもそれを見てみたい!と思うようになります。そのため、オンラインコンテンツを制作することは、結果的にリアルの博物館の価値を向上させ、集客につなげることができます。
オンライン博物館の制作ツール4選
Matterporで没入感のある3D映像を
Matterport(マーターポート)とは、実空間を360°カメラで撮影し、その空間をそのままバーチャル上に生成することで疑似体験を創造する技術です。
このカメラで博物館を撮影することで、リアルの博物館をそのままオンライン上で見ることができます。
国立科学博物館
馴染みのあるYoutubeで動画を配信
Youtubeでも動画を通じて博物館を配信することができます。Youtubeであれば、編集で面白いコンテンツに仕上げることができ、利用ユーザーも多いため、多くの人々に作品を届けることができます。
またライブ配信機能もあるため、録画とリアルタイムのコンテンツを並行して活用することで博物館の魅力を十分に届けることができます。
国立科学博物館展示解説
誰でも簡単に利用できるツール Goole Arts&Culture
HASARDは、美術館の制作がメインですが博物館にも対応できるサービスです。展示物とPCさえあれば誰でも簡単に制作できます。これまで費用などの関係で、リアルの空間に展示をできなかったという方にとっては、簡単に博物館を作ることができる最高のツールになります。
埼玉県立歴史と民俗の博物館
ライブ配信でリアルタイムの空間をお届け
ライブ配信サービスも浸透してきています。ライブ配信では、投げ銭システムなどもあるため、サービス内の機能をうまく活用することで収益化にも繋げることができます。
国立科学博物館
こちらはインスタライブ配信のアーカイブ保存です。
オンライン博物館の導入を成功させるための5つの注意点
最後に、オンライン博物館を導入する際に注意しておきたいポイントを5つご紹介します。
オンライン博物館は、リアルの博物館の価値も高めることも覚えておく
オンラインコンテンツを導入すると、どうしてもリアルの博物館に足を運ぶお客様が減ってしまうのではないかという不安を持たれる方もいるのではないでしょうか。しかし、実際にはオンライン博物館を公開することでリアルの空間の価値も高まり、双方に良い影響を与えるのだということを意識しておきましょう。
デジタルツールの操作スキルをつける
オンラインコンテンツを導入するためには、どうしてもある程度のデジタルスキルが必要になります。特にリアルタイムで展示を公開する場合は、ツールの操作に手間取ってしまうとスムーズに鑑賞ができなくなってしまいます。そのため目的に合わせたツール選びと、そのツールの操作方法を確実にマスターしておくことをオススメします。
オンラインでは伝わりきらない部分もある
デジタル技術の発展により、リアルをそのまま疑似体験できるようになりました。しかし、匂いや触感などオンラインではどうしても伝わりきらない要素もあります。それらの障壁をなくすことができるようなアイデアが必要です。
目的に合わせた制作ツールを
オンライン博物館といってもさまざまな種類があります。どのようなコンテンツを制作したいのか、有料化したいのかなど目的にあったツール選びを行いましょう。
著作権などの権利問題に注意する
博物館や美術館の展示物には、著作権などの権利問題に留意する必要があります。撮影を行う前に、公開してはいけないものの撤去など慎重に準備を進めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オンライン博物館についてまとめます。
- オンラインツールを活用し、いつでもどこからでもアクセスすることができるオンライン上で見れる博物館
- コスト削減や業務効率化、またオンラインコンテンツによる展示の充実など多くのメリットがあるため非常に注目されている
- 国立科学博物館や、東京江戸博物館など有名博物館はすでにオンライン博物館を導入している
- 一方で、デジタルツールの操作スキルをつけることや、オンラインの表現力の限界については注意が必要である
ウィズコロナ時代の新常識としてリアルとオンラインが融合した新たな集客・PR方法がどんどん浸透しており、Matterportも幅広い分野で導入が進んでいます。
弊社では1000件以上の撮影実績をもとに、撮影だけではなく3D モデルを活かしたプロモーション提案が強みです。
Matterportに関することや活用方法などぜひお気軽にお問い合わせください。