北島三郎記念館がバーチャルミュージアムになって復活!見どころや制作背景は?【Matterport事例】

北海道にある北島三郎記念館のバーチャルミュージアムがMatterportで制作されました。

今回は、その制作背景や見どころを探っていきます。

この記事でわかること
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北島三郎記念館がバーチャルミュージアム映像になって登場!

まずは、北島三郎記念館がどんな記念館だったのか、そしてバーチャル化することになった背景を見ていきましょう。

そもそも北島三郎記念館とは?

北島三郎記念館は、日本の演歌歌手である北島三郎を称えるために設立された施設です(2021年8月に閉館)。

北島三郎は、昭和時代から平成時代にかけて数々のヒット曲を生み出し、演歌界で非常に有名な存在でした。

北島三郎記念館は、彼の業績や人生を展示し、彼の歌唱力や人間性を称える場となっています。館内では、彼の衣装や楽器、写真などの展示物があり、彼の音楽活動の軌跡をたどることができます。

また、彼の歌声を楽しむこともできる音声や映像の展示も行われています。北島三郎のファンや音楽愛好家にとって、彼の足跡を感じることができる貴重な場所となっています。

バーチャルツアーを制作することになった背景

今回、北島三郎記念館のバーチャルツアーを制作することになったのは、ファンの願望がきっかけ。

建築物老朽化で休館していた北島三郎記念館ですが、コロナ流行の影響もありファンの期待に添えず閉館することになってしまいました。

そんなファンの想いに少しでも応えたいとの思いで「VRによる北島三郎記念館復活」が実現

北島三郎さんご本人も「よく再現できている」と完成度の高さに驚いていたそうです。

ファンをはじめとし、演歌好きには嬉しいVRコンテンツが完成しています。

(出典:https://www.chunichi.co.jp/article/703093)

制作ツールはMatterport(マーターポート)

今回、バーチャルツアーを制作しているのはMatterport(マーターポート)です。

国立科学博物館や名古屋城本丸御殿など、日本でも大規模な観光施設や不動産業界のVR内見の制作にも利用されているツールです。

北島さんも認める再現度の高さは、Matterportの精度の高さによるものではないでしょうか。

バーチャル北島三郎記念館の4つの見どころ

バーチャル北島三郎記念館は、記念館の魅力を最大限に表現しているだけでなく、バーチャルならではの見どころも満載です。

そのため、現地に訪問したことがある方もない方も楽しめる内容となっていました。

その見どころの一部を本記事で見ていきましょう。

1. 鮮明なバーチャル映像で記念館に没入!

バーチャル映像は、テレビの解像度などでも聞き覚えがある方も多いであろう「4K高画質」で映像を閲覧できます。

そのため、展示の細かいデザインや文字まで鮮明に見えるようになっています。

画像や動画のような断片的な映像とは異なり、空間すべてを体感できる立体的な映像になっているので、そのリアルな迫力に引き込まれること間違いなしです!

2.人気タイトルの制作ストーリーも公開

北島三郎さんは、177アルバム1723曲をリリースしたといわれています。

そのタイトルが展示されているのですが、楽曲のいくつかの制作ストーリーをあわせて閲覧できるようになっています。

タイトルについているタグ(丸いボタン)をクリックすると…

出典:http://www.kitajima-museum.jp/

曲の詳細が表示される仕組みに。

楽曲に込められた想いも知れると、北島さんがこれまで歩んできた足跡を一緒に辿れそうですね。

3.貴重なステージ映像と展示を体感

3階にあるシアターコーナーには「まつりスペシャルステージ」で実際に使用された展示品が飾られています。

さらにバーチャルツアーでは、実際のステージ映像をYouTube動画で楽しめるようになっています。

Matterportは仮装のモニターを設置できるので、関連する動画を空間に埋め込めるのが魅力ですね。

4.スタート画面とメニューでカンタン操作

Matterportや360度映像というと、操作に手こずって、コンテンツを楽しめないという声も。

しかし、こちらのツアーでは、スタート画面に操作説明が記載されていたり、メニューバーが表示されていたりと、操作のしやすさも特徴的でした。

スタート画面
メニュー

スタート画面の設置やメニュー機能は、Matterportの基本機能ではないため、カスタマイズ編集が必要となります。

ユーザーにとっても使いやすさを重視するのであれば、Matterport SDKを使ったカスタマイズ編集を検討してみてもよいですね。

北島三郎記念館の歴史はMatterportで残す!

バーチャルツアーの作成目的には、現地にいかずともコンテンツを楽しんでもらえることもあげられます。

それだけではなく、今回のように歴史や建造物を保存しておけるのもMatterportの大きな価値です。

今後も、Matterportは「デジタル」という形式で、歴史や施設の継承において一躍を担う存在となっていくのではないでしょうか。

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Advalay編集部
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