XGRIDS Lixel L2 vs K1 徹底比較|スペック・価格・用途別の選び方

XGRIDS Lixel L2 vs K1 徹底比較|スペック・価格・用途別の選び方

XGRIDS K1とは、中国XGRIDS社が開発したハンドヘルド型の3D LiDARスキャナーで、SLAM技術を使い持ち歩くだけで空間を点群化できる小型モデルです。

近年、建築・土木・不動産の現場では、レーザーで空間を丸ごとデジタル化する「3Dスキャン」の需要が急速に高まっています。なかでもXGRIDSのLixelシリーズは、点群とガウシアンスプラッティング(3DGS)を同時に取得できる点で注目を集めています。

本記事では、XGRIDS Lixel L2とK1を7つの観点で徹底比較し、精度・価格・用途別の最適な選び方を解説します。3Dスキャナーの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

TL;DR

  • K1は軽量・低価格の入門機、L2は高精度・大空間向けの上位機と考えるとわかりやすいです
  • 小規模な室内や不動産向けはK1、広い建築・土木現場はL2が向いています
  • 本体価格は構成・オプションにより変動するため、正規代理店への見積もりが必要です

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XGRIDS Lixelシリーズとは?L2とK1の位置づけ

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XGRIDS Lixelシリーズとは、SLAM技術とLiDARを組み合わせ、歩きながら空間を点群化できるモバイル3Dスキャナーのシリーズです。K1はエントリー機、L2は高精度・大空間対応の上位機という位置づけになっています。

従来の据え置き型3Dスキャナーは、三脚を立てて何度も設置し直す必要があり、1現場に数時間かかることも珍しくありませんでした。一方Lixelシリーズは、リュックのように背負う、あるいは手に持って歩くだけでスキャンが完了します。撮影〜制作を一気通貫で手がける弊社Advalayでも、現場の作業時間を大幅に短縮できる点を高く評価しています。

SLAMとLiDARの仕組みを示した図。歩きながら自己位置推定と距離測定を同時に行い点群を生成する流れ

SLAMとLiDARの基礎知識

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SLAM(スラム)とは、自己位置推定と地図作成を同時に行う技術のことです。GPSが届かない室内でも、センサーが自分の移動経路を把握しながら周囲を3D化していきます。

LiDAR(ライダー)は、レーザー光を照射して対象までの距離を測る仕組みです。1秒間に数十万点の距離を測定し、その集合体が「点群(ポイントクラウド)」として空間を再現します。

3DGS(ガウシアンスプラッティング)対応が強み

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Lixelシリーズの特徴は、点群だけでなく3DGS(3Dガウシアンスプラッティング)データも同時取得できる点です。3DGSは写真のようにリアルな3D空間を軽量に表現できる新技術で、バーチャルツアーやデジタルツインとの相性が良いといえるでしょう。

L2とK1のスペックを7項目で徹底比較

L2とK1の違いは、測定精度・測定範囲・重量・価格の4点に集約されます。K1は軽量・低価格で扱いやすく、L2は高精度・広範囲で大規模現場に強いのが特徴です。

以下の比較表で、主要な7項目を整理しました。数値はメーカー公表値および代理店情報をもとにした目安であり、最新仕様は販売元へ確認することをおすすめします。

比較項目XGRIDS K1XGRIDS Lixel L2
タイプハンドヘルドハンドヘルド/バックパック
相対精度約±1.2cm3mm級(絶対精度±3cm)
測定範囲最大40m(反射率10%)最大300m(構成による)
重量約1kg約1.7kg
3DGS対応対応対応(高品質)
バッテリー約1〜2時間約2〜3時間
本体価格構成・オプションにより変動(要見積もり)構成・オプションにより変動(要見積もり)

精度の違い:K1は相対±1.2cm、L2は3mm級

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精度は用途を左右する最重要ポイントです。K1の相対精度は約±1.2cm、L2は3mm級とされ、L2のほうが高精度といえます。

不動産の内見や現況把握であればK1の精度で十分なケースが多いです。一方、施工管理やBIMデータ作成など、ミリ単位の正確さが求められる現場ではL2が向いています。

測定範囲と重量:現場規模で選ぶ

K1は最大40m(反射率10%)、L2は構成により最大300mの測定範囲を持ちます。広い倉庫や工場、屋外の土木現場ではL2の広範囲測定が力を発揮するでしょう。

重量はK1が約1kg、L2が約1.7kgと差があります。長時間の連続スキャンでは、軽量なK1のほうが作業者の負担を抑えられるのも見逃せません。

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価格・ランニングコストの比較

XGRIDS製品のコストは、本体価格だけでなくソフトウェア費用も含めて考える必要があります。本体価格は構成やオプションで変動するため要見積もりですが、一般にL2はK1より高価で、規模の大きい案件ほどL2の投資対効果が高まります。

据え置き型の高精度スキャナーは1台1,000万円を超えることも珍しくありません。それと比べると、Lixelシリーズはモバイル型でありながら現実的な価格帯に収まっているといえるでしょう。

XGRIDS K1とLixel L2の精度・測定範囲・重量を比較した図。K1は相対±1.2cm・40m・約1kg、L2は3mm級・最大300m・約1.7kg
コスト項目K1の目安L2の目安
本体価格要見積もり(構成による)要見積もり(構成による)
処理ソフト(LixelStudio等)年額サブスク型年額サブスク型
想定回収期間小規模案件で早期回収大規模案件で回収

導入前に確認したいランニングコスト

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点群処理には専用ソフト「LixelStudio」などが必要で、年額のサブスクリプション費用が発生します。導入前には、本体だけでなくソフト費用・PCスペック要件も含めた総額で試算することが大切です。

処理には高性能なGPU搭載PCが求められる場合もあります。既存のPCで動くか、追加投資が必要かを事前に確認しておくとよいでしょう。

用途別・おすすめの選び方

現場規模と用途からXGRIDS K1とLixel L2を選ぶ判断フローチャート。小規模室内はK1、大規模屋外はL2

K1とL2は、現場の規模と求める精度で選び分けるのが基本です。小規模・室内・不動産向けならK1、大規模・屋外・施工管理向けならL2が適しています。

弊社Advalayでは3,000件以上の空間データ制作実績をもとに、案件ごとに最適な機材と活用方法をご提案しています。ここからは、代表的な用途別の選び方を紹介していきます。

K1とLixel L2の本体価格とランニングコストを比較した図。本体価格は構成により変動し要見積もり

不動産・小規模室内はK1がおすすめ

賃貸物件の内見用データや、店舗・オフィスの現況把握には、軽量で扱いやすいK1が向いています。数十平米〜数百平米程度の空間なら、K1のスピードと機動力が活きるでしょう。

バーチャルツアーやWeb内見コンテンツとの連携もスムーズです。まずは小さく3Dスキャンを始めたい方には、K1から検討するのもおすすめです。

建築・土木・大空間はL2がおすすめ

工場・倉庫・建設現場など、広くて高精度が求められる現場にはL2が適しています。BIMやデジタルツインの基礎データとして活用する場合、L2の高い精度が信頼性を支えます。

数千平米規模の空間でも、少ない移動回数で効率的にスキャンできる点が特徴です。施工管理や測量業務での本格導入を考えるなら、L2を軸に検討してみてください。

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よくある質問

XGRIDS K1とL2、初めての1台にはどちらがおすすめですか?

初めて3Dスキャナーを導入する方には、価格が抑えめで軽量なK1がおすすめです。まず室内や小規模現場で運用に慣れ、精度や範囲が足りないと感じた段階でL2を検討する流れが現実的といえるでしょう。

K1でも3DGS(ガウシアンスプラッティング)は使えますか?

はい、K1でも3DGSデータの取得に対応しています。ただし、より高品質な3DGSや高精度な点群を求める場合は、L2のほうが有利とされています。用途に応じて選び分けるとよいでしょう。

XGRIDS製品の点群処理にはどんなPCが必要ですか?

点群や3DGSの処理には、一般的に高性能なGPUを搭載したPCが推奨されます。データ量が大きくなるほど処理負荷も高まるため、導入前にメーカー推奨スペックを確認しておくことをおすすめします。

据え置き型スキャナーとLixelシリーズはどう使い分けますか?

ミリ単位の超高精度が必須の測量には据え置き型、スピードと機動力を重視する現場にはLixelシリーズが向いています。両者を併用し、現場に応じて使い分けている企業も少なくありません。

まとめ:用途に合ったXGRIDSモデルを選ぼう!

XGRIDS K1とL2は、どちらもSLAMと3DGSに対応した優れたモバイル3Dスキャナーですが、K1は軽量・低価格の入門機、L2は高精度・大空間向けの上位機という違いがあります。精度はK1が相対±1.2cm、L2が3mm級で、価格はいずれも構成により変動するため要見積もりです。

まずは自社の現場規模と求める精度を整理し、小規模・室内ならK1、大規模・屋外ならL2という基準で検討してみてはいかがでしょうか。

弊社Advalayは、3Dスキャンやバーチャルツアーなど空間データ活用を3,000件以上手がけてきた専門企業です。撮影から制作まで一気通貫の体制で、業種ごとの最適な機材選定・データ活用をご提案できます。「どのスキャナーが自社に合うかわからない」という方は、ご相談は無料ですので、用途やご予算をお聞かせください。最適なプランをご提案いたします。

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柴山 紘輔

柴山 紘輔

株式会社Advalay 代表取締役。Matterportを活用した3Dバーチャルツアーの制作・導入支援において、1,500施設以上の支援実績を持つ。不動産・建設・文化財・商業施設など、幅広い業界でのデジタルツイン活用を推進。

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