VR撮影・制作の費用相場と外注先の選び方|用途別に徹底比較

VR撮影の外注を検討しているものの、「費用がどのくらいかかるのか」「どこに依頼すればいいのか」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
VR撮影の費用相場は、用途や撮影規模によって5万円〜300万円以上と幅があります。 不動産の室内撮影なら5万円前後から始められる一方、大規模な工場や商業施設の撮影になると数十万円以上かかるケースも珍しくありません。
本記事では、VR撮影・制作の費用相場を用途別にわかりやすく整理し、外注先の選び方から見積もり比較のコツまで解説します。発注前に押さえておくべきポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
VR撮影の費用相場|用途別の早見表

まずは用途別の費用相場を一覧で確認しましょう。撮影方法や規模によって金額は変動しますが、発注時の目安としてお使いください。
| 用途 | 撮影規模の目安 | 費用相場 | 納期目安 |
|---|---|---|---|
| 不動産(室内・モデルルーム) | 50〜150㎡ | 3万〜8万円 | 3〜7日 |
| 店舗・ショールーム | 100〜300㎡ | 5万〜15万円 | 1〜2週間 |
| オフィス・コワーキングスペース | 200〜500㎡ | 10万〜25万円 | 1〜2週間 |
| 工場・製造現場 | 500〜2,000㎡ | 15万〜50万円 | 2〜4週間 |
| ホテル・旅館 | 複数フロア | 10万〜40万円 | 2〜3週間 |
| 展示会・イベント会場 | 大規模会場 | 30万〜80万円 | 2〜4週間 |
| 建設現場(竣工記録) | 現場全体 | 20万〜60万円 | 2〜4週間 |
| 360度VR動画(ナレーション付き) | ー | 40万〜300万円 | 1〜2ヶ月 |
上記はあくまで目安であり、オプション(情報タグの追加、フロアマップ作成、ナレーション等)の有無によって変動します。正確な金額は複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。
バーチャルツアー全般の制作方法別の費用比較については、「[バーチャルツアーの費用相場を徹底比較|制作方法別の料金と選び方](/26850/)」でも詳しく解説しています。
VR撮影の費用を決める5つの要素
VR撮影の見積もりを見ると、「なぜこの金額になるのか」がわかりにくいと感じる方も多いでしょう。費用を左右する主な要素は以下の5つです。

1. 撮影面積・スキャンポイント数
VR撮影の費用に最も大きく影響するのは、撮影する面積(広さ)です。3Dスキャン型の場合、スキャンポイント(撮影位置)の数で見積もりが変わるケースが一般的です。
| スキャンポイント数 | 対応する面積目安 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 〜20ポイント | 〜100㎡ | 3万〜8万円 |
| 20〜50ポイント | 100〜300㎡ | 8万〜20万円 |
| 50〜100ポイント | 300〜1,000㎡ | 20万〜40万円 |
| 100ポイント以上 | 1,000㎡以上 | 40万円〜 |
弊社Advalayでは累計5,000件以上のVR撮影を行ってきた経験から、面積だけでなく「空間の構造」も費用に影響することを実感しています。例えば、同じ200㎡でも仕切りの多いオフィスと吹き抜けのショールームでは、必要なスキャンポイント数が異なります。
2. 撮影方法(3Dスキャン型 vs 360度動画型)
撮影方法によって費用帯は大きく変わります。
| 撮影方法 | 費用帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| 3Dスキャン型 | 5万〜50万円 | コスパ◎。ブラウザで自由にウォークスルー可能 |
| 360度写真撮影 | 3万〜15万円 | 低コスト。Googleストリートビューに掲載可 |
| 360度動画型 | 40万〜300万円 | 高品質。ナレーション・テロップ付き |
| フルCG型 | 100万〜1,000万円以上 | 未建設の建物や仮想空間を構築 |
VR撮影の外注で最も多く選ばれているのは3Dスキャン型です。費用を抑えつつ高い没入感を実現できるため、不動産・製造業・ホテル業界など幅広い業種で採用が進んでいます。

3. オプション・追加作業
基本の撮影費用に加えて、以下のオプションが追加費用の対象になることがあります。
| オプション | 追加費用の目安 |
|---|---|
| 情報タグ(ポイント説明)の追加 | 1〜5万円 |
| フロアマップ・間取り図の作成 | 2万〜5万円 |
| WebサイトへのiFrame埋め込み設定 | 1万〜3万円 |
| 採寸データ・点群データの出力 | 5万〜15万円 |
| ナレーション・BGMの追加 | 10万〜30万円 |
| VRゴーグル対応の最適化 | 5万〜10万円 |
| 多言語対応(テキスト翻訳) | 3万〜10万円 |
見積もり比較の際は、これらのオプションが含まれているかどうかを必ず確認しましょう。「撮影費は安いが、オプションを付けると高額になる」というケースは少なくありません。
4. 出張費・交通費
撮影会社の所在地と撮影現場の距離によって、出張費が発生します。
- 同一都道府県内: 無料〜1万円
- 近隣エリア(片道2時間以内): 1万〜3万円
- 遠方(宿泊が必要): 3万〜8万円(宿泊費含む)
撮影対象が複数拠点にまたがる場合は、まとめて依頼することで出張費を抑えられるケースもあります。
5. 納品後のサポート体制
撮影データの保管期間、修正回数、公開後の更新対応など、納品後のサポート範囲も費用に影響します。
- データの保管: 無期限 or 1年間など、会社によって異なる
- 修正・更新: 年間保守契約(3万〜10万円/年)を提供している会社もある
- 公開先の変更: WebサイトのURL変更やCMS乗り換え時の対応
長期的なコストを考えると、初期費用の安さだけでなくサポート体制の充実度も重要な比較ポイントです。
VR撮影の外注先はどこがある?3つの選択肢

VR撮影を外注する場合、依頼先の選択肢は大きく3つあります。それぞれの特徴と費用感を比較してみましょう。
1. VR撮影専門会社に依頼する
VR撮影・バーチャルツアー制作を専門に手がける会社です。3Dスキャン型の撮影に特化していることが多く、機材・ノウハウ・品質管理の面で最も安定しています。
メリット:
- 撮影から公開まで一気通貫で対応してもらえる
- 業種別の活用ノウハウが蓄積されている
- 撮影品質のばらつきが少ない
費用感: 5万〜50万円(3Dスキャン型の場合)
弊社Advalayでは、撮影から3Dデータの制作、Webサイトへの埋め込みまでをワンストップで対応しています。制作実績は累計5,000件以上にのぼり、不動産・製造業・ホテル・教育機関など幅広い業種のVR撮影を行ってきました。
2. 映像制作会社に依頼する
テレビCMやプロモーション映像を手がける映像制作会社の中にも、VR・360度映像の制作に対応している会社があります。
メリット:
- 映像としてのクオリティが高い
- ナレーション・BGM・テロップなどの演出が得意
- 企画・シナリオからの一括対応が可能
費用感: 40万〜300万円(360度動画型が中心)
映像としての品質を求める場合に適していますが、3Dスキャン型のバーチャルツアーには対応していない会社もあるため、事前に確認が必要です。
3. フリーランス・個人カメラマンに依頼する
クラウドソーシングサイトや紹介を通じて、個人のカメラマンにVR撮影を依頼する方法です。
メリット:
- 費用を最も抑えられる
- 柔軟なスケジュール対応が期待できる
費用感: 2万〜10万円
ただし、3Dスキャンに必要な専用機材(例: Matterport Pro3)を所有していない場合は360度写真撮影に限定されるケースがあります。品質や納品物の範囲にばらつきが出やすい点には注意が必要です。
VR撮影の外注先を選ぶ5つのチェックポイント
VR撮影の費用は会社によって大きく異なります。見積もりを比較する際は、以下の5つのポイントを確認しましょう。
1. 同業種での撮影実績があるか
VR撮影は業種によって撮影のコツや活用方法が異なります。自社と同じ業種での制作実績がある会社を選ぶと、「撮影時に何を見せるべきか」を理解した上で提案してもらえます。
2. 見積もりの内訳が明確か
「撮影一式 ◯万円」だけの見積もりには注意が必要です。以下の項目が明示されているかを確認しましょう。
- 撮影費(スキャンポイント数 or 面積)
- データ処理・編集費
- オプション(タグ追加、フロアマップ等)
- 出張費
- 納品後のサポート範囲
3. 撮影機材と技術力
使用する機材(3Dスキャナーの機種、カメラの種類)は仕上がりの品質に直結します。高精度な3Dスキャナーを使用しているか、実際の制作サンプルを見せてもらえるかを確認するといいでしょう。
4. 公開までのサポート範囲
撮影データの納品だけでなく、WebサイトへのiFrame埋め込みやGoogleストリートビューへの掲載まで対応してくれるかどうかは、外注先によって異なります。
「撮影データは受け取ったが、どうやって公開すればいいかわからない」という事態を防ぐため、公開までの一貫サポートがあるかを確認しておきましょう。
5. データの所有権と保管期間
撮影後のデータが発注側に帰属するのか、制作会社のサーバーで管理されるのかは重要なポイントです。契約前に以下を確認してください。
- データの著作権・利用権の帰属先
- クラウドホスティングの有無と費用
- データの保管期間(1年 / 3年 / 無期限)
業種別のVR撮影活用事例と費用例
ここからは、実際のVR撮影の活用例と費用感を業種別に紹介します。
不動産業(室内・モデルルームの撮影)
活用シーン: 物件のオンライン内覧、遠方からの問い合わせ対応
- 撮影規模: ワンルーム〜3LDK(30〜100㎡)
- 費用例: 3万〜8万円/物件
- 導入効果: 内覧前の問い合わせ数が増加し、成約率の向上につながるケースが報告されています
不動産業界でのバーチャルツアー活用については、「[VR撮影の始め方4ステップ|必要な機材・費用相場・制作会社の選び方](/23814/)」でも詳しく解説しています。

製造業(工場見学・採用向け)
活用シーン: バーチャル工場見学、採用ページへの掲載、取引先への施設紹介
- 撮影規模: 製造ライン全体(500〜3,000㎡)
- 費用例: 15万〜50万円
- 導入効果: 遠方の求職者や取引先にも工場の魅力を伝えられるようになり、採用応募数や商談数の増加が期待できます
工場のVR撮影に特化した費用情報は、「[バーチャル工場見学の費用相場はいくら?制作方法別の料金比較と導入事例](/26573/)」で紹介しています。
ホテル・旅館(客室・施設の紹介)
活用シーン: 予約サイトへの掲載、公式サイトでの施設紹介
- 撮影規模: 客室3〜5タイプ+共用施設(合計200〜500㎡)
- 費用例: 10万〜30万円
- 導入効果: 宿泊予約サイトにバーチャルツアーを掲載することで、他施設との差別化や予約率の向上が見込めます
教育機関(キャンパスツアー・オープンキャンパス)
活用シーン: オンラインオープンキャンパス、海外からの留学生向け施設紹介
- 撮影規模: キャンパス全体(1,000〜5,000㎡)
- 費用例: 20万〜60万円
- 導入効果: 遠方や海外の受験生にもキャンパスの雰囲気を体感してもらえるため、志願者数の増加が期待できます
VR撮影の発注から納品までの流れ

VR撮影を外注する際の一般的な流れを5ステップで紹介します。
STEP 1. 問い合わせ・ヒアリング
まずは撮影会社に問い合わせ、撮影の目的・対象・希望納期などを伝えます。多くの会社では無料の初回ヒアリングを実施しています。
STEP 2. 現地調査・見積もり
撮影対象の現地調査を行い、撮影面積やスキャンポイント数をもとに見積もりが提示されます。複数社から見積もりを取ることで、費用の適正感がつかめます。
STEP 3. 撮影
3Dスキャン型の場合、撮影は通常1日で完了します。営業時間外や休日の撮影に対応してくれる会社もあるため、事業への影響を最小限に抑えたい場合は相談してみましょう。
STEP 4. データ処理・編集
撮影データを処理し、ウォークスルー体験の構築やタグの追加、フロアマップの作成などを行います。処理期間は1〜2週間が目安です。
STEP 5. 納品・公開
完成したVRコンテンツを確認し、修正があれば対応のうえ納品となります。WebサイトへのiFrame埋め込みやGoogleストリートビューへの掲載も、このタイミングで設定します。
VR撮影の費用を抑える3つのコツ
VR撮影の費用をできるだけ抑えたい場合は、以下のポイントを意識してみてください。
1. 撮影範囲を事前に絞る
「施設全体を撮影する」のではなく、「来場者の導線に合わせて重要なエリアを選ぶ」ことで、スキャンポイント数を減らし費用を抑えられます。
2. 複数物件・拠点をまとめて依頼する
複数の物件や拠点をまとめて依頼すると、1件あたりの出張費や単価が下がるケースがあります。不動産会社で複数物件の撮影を検討している場合は、ボリュームディスカウントの有無を確認してみましょう。
3. 最小構成で始めて段階的に拡張する
いきなりフル装備のバーチャルツアーを作るのではなく、まずは基本的な3Dスキャン撮影だけで始め、効果を確認してからオプションを追加する方法もあります。初期費用を抑えながら、費用対効果を見極められるのがメリットです。

よくある質問
Q. VR撮影の費用は1回の撮影ごとに発生しますか?
はい、基本的に撮影ごとに費用が発生します。ただし、年間契約や複数回撮影のパッケージプランを提供している会社もあります。定期的な撮影が必要な場合は、継続プランの有無を確認するとコストを抑えやすくなります。
Q. VR撮影とバーチャルツアー制作の違いは何ですか?
VR撮影は「3D空間データを撮影する工程」、バーチャルツアー制作は「撮影データを加工してWeb上で閲覧できるコンテンツに仕上げる工程」を指します。多くの制作会社では撮影から制作までを一貫して提供しているため、両方を含めた費用で見積もりが出されるのが一般的です。
Q. 自分で撮影することはできますか?
360度カメラ(RICOH THETAなど)を使えば、簡易的なVR撮影は自分でも可能です。ただし、3Dスキャン型のバーチャルツアーには専用のスキャナーが必要であり、機材費が100万円以上かかることもあります。クオリティと費用を総合的に判断すると、外注する方がコストパフォーマンスに優れるケースがほとんどです。

Q. 撮影データはどのくらいの期間保管されますか?
会社によって異なりますが、一般的には1年〜無期限です。クラウドホスティングの場合は年間利用料が発生するケースもあります。契約前にデータの保管期間と追加費用の有無を確認しておきましょう。
Q. VR撮影は営業中でも可能ですか?
3Dスキャン型の場合、撮影時間は100㎡あたり30分〜1時間程度です。営業時間外の早朝・夜間に対応している会社もあるため、事業への影響を抑えたい場合は相談してみてください。撮影中はできるだけ人の出入りが少ない方が、きれいな3Dデータに仕上がります。
Q. 費用の支払いタイミングはいつですか?
一般的には「着手金50%+納品後50%」や「納品後一括払い」が多いです。会社によってはクレジットカード払いに対応していることもあります。
まとめ:VR撮影は用途と予算に合った外注先を選ぼう!
VR撮影の費用は、用途や撮影規模によって3万円〜300万円以上と幅があります。本記事で紹介した用途別の費用相場と、外注先選びの5つのチェックポイントを参考に、自社に合ったパートナーを見つけてみてください。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは小規模な撮影から始めて、効果を実感してから範囲を広げていくのもおすすめです。
弊社Advalayは、VR撮影・バーチャルツアー制作を累計5,000件以上手がけてきた専門企業です。不動産・製造業・ホテル・教育機関など、業種ごとの活用ノウハウを活かした最適なプランをご提案いたします。「まずは費用感を知りたい」という段階でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
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