バーチャルツアーの費用相場を徹底比較|制作方法別の料金と選び方
バーチャルツアーの導入を検討しているものの、「費用がどのくらいかかるのか分からない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
バーチャルツアーの費用は、制作方法によって5万円〜1,000万円以上と大きな幅があります。本記事では、制作方法ごとの料金比較から費用の内訳、用途別の選び方まで詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
バーチャルツアーの制作方法は大きく3つ
バーチャルツアーとは、建物や施設の内部をWeb上で自由に見て回れるデジタルコンテンツのことです。制作方法によって費用感が大きく異なるため、まずは3つの方法を押さえておきましょう。
| 制作方法 | 特徴 | 費用帯 |
|---|---|---|
| 3Dスキャン型 | 実際の空間を3Dスキャナーで撮影し、ウォークスルー体験を作る | 5万〜50万円 |
| 動画型(360度撮影) | 360度カメラで撮影した映像にナレーション・テロップを加える | 40万〜300万円 |
| フルCG型 | 空間を3DCGでゼロから構築する | 100万〜1,000万円以上 |
最も導入実績が多いのは3Dスキャン型です。コストパフォーマンスが高く、弊社Advalayでも年間500件以上の制作を行っています。
それぞれの費用相場を詳しく見ていきましょう。

制作方法別の費用相場3パターン
1. 3Dスキャン型(5万〜50万円)
3Dスキャナーを使って実際の空間を撮影し、ブラウザ上でウォークスルーできる3D空間を構築する方法です。現在、最もコストパフォーマンスに優れた制作方法として多くの企業に選ばれています。
| 撮影範囲 | 費用目安 |
|---|---|
| 小規模(〜80㎡) | 3.5万〜5万円 |
| 中規模(100〜200㎡) | 5万〜15万円 |
| 大規模(200〜500㎡) | 15万〜30万円 |
| 施設全体(500㎡以上) | 30万〜50万円 |
撮影は通常1日で完了し、公開までの期間は1〜2週間程度です。情報ポイント(タグ)の追加やフロアマップの設定などのオプションを含めても、数十万円以内で収まるケースがほとんどといえます。
3Dスキャン型が選ばれる理由:
- 撮影から公開まで最短1週間とスピーディー
- 実際の空間をそのまま再現するためリアリティが高い
- PCやスマートフォンのブラウザだけで閲覧でき、専用アプリが不要
- 撮影後のデータは採寸や間取り図の作成にも活用できる
3Dスキャンの仕組みや活用事例については、「[3Dスキャンとは?仕組み・費用・活用事例をわかりやすく解説](/26723/)」で詳しく紹介しています。

2. 動画型・360度撮影(40万〜300万円)
360度カメラで空間を動画撮影し、ナレーションやテロップ、BGMなどの演出を加えて仕上げる方法です。テレビ番組のような見せ方ができる点が特徴的です。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| シンプルな360度動画(1〜2分) | 40万〜60万円 |
| ナレーション・BGM・テロップ付き | 80万〜120万円 |
| ドローン空撮・特殊撮影を含む | 150万〜300万円 |
| 企画・シナリオからのフル制作 | 200万〜500万円 |
映像としてのクオリティは高くなりますが、撮影後に空間のレイアウトが変わると撮り直しが必要になる点には注意が必要です。また、視聴者は決められたルートに沿って見ることになるため、3Dスキャン型のように自由に歩き回ることはできません。
動画型が向いている用途:

- 企業PRのための高品質な映像コンテンツ
- 展示会やイベントでの没入感のある体験
- VRゴーグルを使ったプレゼンテーション
3. フルCG型(100万〜1,000万円以上)
空間を3DCGでゼロから構築する方法です。まだ建設されていない建物のシミュレーションや、現実では体験できないインタラクティブなコンテンツの制作に使われます。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 基本的なCG空間モデル | 100万〜300万円 |
| インタラクティブ機能付き | 300万〜500万円 |
| VRゴーグル対応+ゲーミフィケーション | 500万〜1,000万円以上 |
制作期間は2〜6ヶ月と長期になります。予算に余裕がある大手企業や、安全教育のような明確なROIが見込めるケースで採用されることが多い方法です。
フルCG型が向いている用途:

- 建設前の施設のバーチャル内覧
- 危険作業の体験型安全教育
- ブランディング目的の高品質コンテンツ
- ショールームやモデルルームの仮想空間構築
3つの制作方法を5つの観点で比較
どの方法が自社に合っているか判断するために、5つの観点で比較してみましょう。
| 比較項目 | 3Dスキャン型 | 動画型 | フルCG型 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 5万〜50万円 | 40万〜300万円 | 100万〜1,000万円以上 |
| 制作期間 | 1〜2週間 | 1〜3ヶ月 | 2〜6ヶ月 |
| リアリティ | ★★★★★(実空間そのまま) | ★★★★(映像として高品質) | ★★★(デザイン次第) |
| 操作の自由度 | ★★★★★(自由に歩き回れる) | ★★(ルート固定) | ★★★★(設計次第) |
| 更新のしやすさ | ★★★★(再撮影で対応) | ★★(撮り直しが必要) | ★★★(モデル修正が必要) |
コストパフォーマンスを重視するなら3Dスキャン型がおすすめです。「まずは小規模にスタートして効果を検証したい」という企業にも最適な方法といえるでしょう。
3Dスキャン型と最新技術(3D Gaussian Splatting)の違いについては、「[3D Gaussian SplattingとMatterportの違いとは?費用・精度・用途を5つの観点で徹底比較](/26539/)」も参考になります。
バーチャルツアーの費用内訳を理解する
バーチャルツアーの費用は、大きく「初期費用」と「ランニングコスト」に分かれます。見積もりを比較する際は、この内訳を把握しておくと適切な判断ができるでしょう。
初期費用の内訳
| 費用項目 | 3Dスキャン型の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 撮影費 | 3万〜20万円 | 面積・拠点数で変動 |
| データ処理・編集費 | 1万〜10万円 | タグ・フロアマップ等 |
| 出張費 | 0〜5万円 | 撮影場所による |
| ホスティング初期設定 | 0〜3万円 | プラットフォームによる |
撮影費が費用の大部分を占めます。撮影面積が広いほど費用は上がりますが、1,000㎡を超える大規模施設でも50万円以内に収まるケースが多いでしょう。
ランニングコスト
| 費用項目 | 月額目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ホスティング費 | 0〜5,000円 | プラットフォームの月額利用料 |
| 更新・差し替え | 都度見積もり | レイアウト変更時の再撮影 |
| アクセス解析 | 0円 | 多くのプラットフォームに標準搭載 |
ランニングコストは月額数千円程度と低く抑えられます。Webサイトに埋め込む場合は追加の月額費用がかからないケースも珍しくありません。
用途別のおすすめ制作方法と費用シミュレーション
ケース1: 不動産会社のモデルルーム公開(予算10万円以内)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめの方法 | 3Dスキャン型 |
| 撮影対象 | モデルルーム1室(60〜80㎡) |
| 費用目安 | 3.5万〜5万円 |
| 期待される効果 | 内見予約前にオンラインで下見 → 来店率アップ |
不動産業界では、物件情報ページにバーチャルツアーを埋め込むことで、遠方の顧客からの問い合わせが増えるケースが報告されています。
ケース2: 製造業の工場案内(予算30万円以内)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめの方法 | 3Dスキャン型 |
| 撮影対象 | 工場内(200〜500㎡)+エントランス |
| 費用目安 | 15万〜30万円 |
| 期待される効果 | 取引先への営業ツール / 採用サイトでの活用 |
工場見学の費用について詳しくは「[バーチャル工場見学の費用相場はいくら?制作方法別の料金比較と導入事例](/26573/)」で解説しています。
ケース3: 商業施設のフロア全体公開(予算50万円以内)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめの方法 | 3Dスキャン型 |
| 撮影対象 | フロア全体(500〜1,000㎡) |
| 費用目安 | 30万〜50万円 |
| 期待される効果 | 来店前の下見 / テナント誘致の営業ツール |
商業施設やショールームなどの広い空間でも、3Dスキャン型なら1日で撮影を完了できます。フロアマップ機能を追加すれば、来訪者が迷わず目的の場所にアクセスできる導線も実現できるでしょう。
ケース4: 展示会向けの高品質映像(予算100万円以上)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめの方法 | 動画型 or フルCG型 |
| 撮影対象 | 企業PR映像 / バーチャルブース |
| 費用目安 | 100万〜500万円 |
| 期待される効果 | ブランドイメージ向上 / 展示会での差別化 |
高品質な映像コンテンツやインタラクティブな体験が求められる場合は、動画型やフルCG型が適しています。
見積もり時にチェックすべき5つのポイント
バーチャルツアーの制作会社に見積もりを依頼する際は、以下の5つのポイントを確認しておきましょう。
1. 撮影範囲と料金体系を明確にする
「㎡あたりの単価」なのか「拠点ごとの定額制」なのかで、最終的な費用は大きく変わります。見積もり段階で料金体系を確認し、撮影範囲を明確にしておくことが重要です。
2. オプション費用を事前に確認する
情報ポイント(タグ)の追加、フロアマップの設定、ナレーション付与などはオプション扱いになるケースがあります。必要な機能を洗い出し、オプション込みの総額で比較するのがおすすめです。
3. ランニングコストを把握する
初期費用だけでなく、ホスティング費や更新費用も含めた「年間トータルコスト」で判断しましょう。月額費用が無料のプラットフォームもあれば、月額数千〜数万円がかかるサービスもあります。
4. 納品データの形式と権利を確認する
撮影データの所有権がどちらにあるか、他のプラットフォームへの移行は可能かなど、納品後の取り扱いを事前に確認しておくとトラブルを防げます。
5. 制作実績と対応業種を確認する
制作会社によって得意な業種や施設タイプが異なります。自社と同じ業種の制作実績があるかどうかを確認しておくと、仕上がりのイメージが掴みやすくなるでしょう。

よくある質問
バーチャルツアーの制作費用はいくらですか?
制作方法によって異なりますが、3Dスキャン型なら5万〜50万円、動画型なら40万〜300万円、フルCG型なら100万〜1,000万円以上が目安です。最もコストパフォーマンスが高いのは3Dスキャン型で、80㎡程度の空間なら5万円以内で制作できます。
バーチャルツアーの維持費はかかりますか?
ホスティングの月額費用が0〜5,000円程度かかる場合があります。Webサイトに埋め込む形式であれば、追加の月額費用がかからないケースもあります。大きな出費になることは少ないでしょう。
撮影にはどのくらい時間がかかりますか?
3Dスキャン型の場合、200㎡程度の空間であれば2〜3時間で撮影が完了します。営業時間外や休業日に撮影することも可能なため、通常業務への影響を最小限に抑えられます。
まとめ:自社に合ったバーチャルツアーの制作方法を選ぼう!
バーチャルツアーの費用は制作方法によって5万円〜1,000万円以上と幅がありますが、多くの企業が採用している3Dスキャン型なら5万〜50万円で導入できます。まずは小規模な空間からスタートし、効果を検証してから範囲を広げていくのもおすすめの進め方です。
「自社の場合はいくらかかるのか」「どの制作方法が合っているのか」が気になる方は、具体的な要件をもとに見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
弊社Advalayは、バーチャルツアーを累計5,000件以上制作してきた専門企業です。不動産・製造業・商業施設など、業種を問わず幅広い施設に対応しています。不要な営業活動はいたしませんので、まずはお気軽にご相談ください。
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