CGパースの作り方を初心者向けに解説|無料ソフト5選と費用相場【2026年版】

CGパースの作り方を初心者向けに解説|無料ソフト5選と費用相場【2026年版】

CGパースとは、建築物や空間をコンピューターグラフィックスで視覚化した完成イメージ図のことです。設計・営業・プレゼンなど幅広い用途で使われており、自作と外注どちらでも制作できます。

CGパースは、建築・不動産・インテリア業界を中心に導入が進んでおり、提案資料の説得力を高める手段として注目されています。品質・納期・コストのバランスを考えると、外注が現実的なケースが大半ですが、自作でも無料ソフトを使えば費用0円から始めることができます。

本記事では、CGパースの作り方5ステップ・初心者向けおすすめソフト5選・外注費用の相場まで、自作と外注の両面から具体的に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

この記事の結論(30秒で読める)

CGパースとは: 建築物や空間をCGで視覚化した完成イメージ図。設計・営業・プレゼン用途で幅広く使われます。

作り方5STEP: ①設計図準備 → ②3Dモデリング → ③素材・照明・カメラ設定 → ④レンダリング → ⑤仕上げ編集。

費用相場: 自作は0円〜(無料ソフト活用)、外注は内観1カット3万〜10万円・外観1カット5万〜15万円が目安です。

失敗しないコツ: 用途(プレゼン/販売/施工確認)に応じて自作か外注かを使い分けることが重要です。

詳しい比較表は費用相場セクションから、無料相談はこちらからご確認ください。

CGパースとは?基礎知識と活用シーン

CGパース(Computer Graphics Perspective)とは、建築物や室内空間をコンピューターグラフィックスで立体的に表現した完成予想図のことです。建築業界では「建築パース」「3Dパース」とも呼ばれ、図面だけでは伝わりにくい空間イメージを視覚的に共有する手段として、不動産・建築・インテリア業界で広く活用されています。

CGパースの主な用途

CGパースは、以下のような場面で活躍します。

  • 営業・販売資料: 不動産販売で完成前物件のイメージを訴求する
  • 設計提案: 建築士がクライアントに完成イメージを提示する
  • 施工確認: 関係者間で仕上がりイメージを事前共有する
  • インテリア提案: 家具配置や内装イメージを視覚化する
  • SNS・Webマーケティング: ビジュアル素材として活用する

弊社Advalayでは、CGパース制作とあわせてバーチャルツアーや3Dスキャンを組み合わせたご提案も多く、空間DX全体での活用が広がっています。

CGパースと写真・実写の違い

実写写真は完成後の物件しか撮影できませんが、CGパースは設計段階から完成イメージを再現できます。完成前物件の販売やプレゼンには、CGパースの方が圧倒的に有利と言えるでしょう。

CGパースは自分でも作成できるの?

CGパースは専門家だけでなく、自分でも作成できることをご存知でしょうか。自分でCGパースを作成することには、いくつかのメリットがあります。

まず、コスト面でのメリットです。専門業者に依頼すると高額な費用がかかりますが、自作することで大幅なコスト削減が可能になります。作成に必要なソフトウェアの初期投資は必要ですが、長期的にみれば自作のほうが経済的です。

次に、自由度の高さです。プロに依頼すると、細かな修正や調整に時間とコストがかかりますが、自作なら思い通りのイメージを何度でも試行錯誤することが可能です。

デザインの微調整や色彩の変更など、自分のペースで作業を進められます。さらに、スキルアップの機会にもなるでしょう。

CGパースを作成する能力は、建築や不動産業界で重宝される能力です。CGパースを作成できるスキルを持っていれば、キャリアアップにつながる可能性があります。

また、作成過程を通じて建築や空間デザインへの理解が深まります。3Dモデリングや素材の設定、ライティングなどの作業を通じて、建築の構造や空間の捉え方に対する洞察が得られるでしょう。

品質の面では専門家には及ばないかもしれません。しかし、練習を重ねることで徐々にクオリティを上げられます。自作のCGパースは、プレゼンテーションや企画書の作成、アイデアの可視化など、様々な場面で活用できます。

CGパースの作り方5STEP

ここでは、CGパースの作り方を5STEPで解説します。初心者でも順序通りに進めれば、基本的なCGパースを作成できる流れです。

STEP 1: 設計図の準備

まずは、正確な設計図の準備です。一般的には、建築士や設計者が作成した平面図、立面図、断面図などを用意します。

図面は、3Dモデルを作成する際の基礎となるため、非常に重要です。図面から建物の正確な寸法、形状、開口部の位置などを読み取ります。

また、この段階で、クライアントの要望や建物の特徴を十分に理解しておきましょう。CGパースで強調したい部分や、表現したい雰囲気などを把握しておくと、後の工程でそれらを効果的に表現できます。

STEP 2: 3Dモデリング

次に、準備した設計図を基に3Dモデルを作成します。3Dモデリングは、専用の3DCGソフトウェアを使用し、建物の外観や内部構造を立体的に再現する工程です。

壁や床、天井や窓といった基本的な構造要素から始め、徐々に細かい部分を追加します。正確な寸法と比率を保ちながら、建物の特徴を忠実に再現することが重要です。

また、周辺環境(地形、植栽、道路など)もモデリングすることで、より現実的な表現が可能になります。

STEP 3: 素材・質感・照明・カメラの設定

3Dモデルが完成したら、各部分に適切な素材や質感を割り当てます。壁の塗装、木材の風合い、金属の光沢など、実際の建材に近い質感を再現しましょう。

次に、照明設定を行います。太陽光や人工照明を適切に配置し、自然な雰囲気を作り出すことがポイントです。時間帯や季節感も考慮すると、さらにリアルに近づきます。

最後に、カメラアングルを設定します。建物の特徴を最も効果的に表現できる視点を選び、焦点距離やデプスオブフィールドなどのカメラパラメータを調整してください。

STEP 4: レンダリング

設定が完了したら、レンダリング処理を行います。レンダリングとは、PCが3Dシーンを2D画像に変換する過程です。

高品質なレンダリングには時間がかかりますが、光の反射や屈折、影の落ち方など、リアルな視覚効果が得られます。レンダリングエンジンの選択や設定によって、最終的な画像の質感を大きく変えることが可能です。

解像度や画質設定を適切に調整し、目的に合った出力を行ってください。

STEP 5 : 仕上げと編集

レンダリングされた画像に最終的な調整を加えます。画像編集ソフトを使用し、色調補正、コントラスト調整、シャープネスの適用などを行う工程です。

必要に応じて、人物や植栽、家具などを追加し、よりリアルな雰囲気を演出しましょう。また、ロゴや文字の挿入、フレームの追加なども行います。

最後に、クライアントの要望や用途に合わせて、画像のサイズやフォーマットを調整し、完成したCGパースを納品用に仕上げます。ここまでの工程を行い、CGパースは完成です。

【初心者向け】CGパース作成におすすめのソフト5選

ここからは、CGパースを自作しようと考えている方に向けて、初心者向けのおすすめソフト5選を紹介します。いずれも無料または低価格で始められるソフトです。

1:Sweet Home 3D

Sweet Home 3Dは、初心者にも使いやすい無料の3D住宅設計ソフトです。直感的なインターフェースで、簡単に間取りを作成し、3Dビューで確認できます。

家具や装飾品のライブラリも豊富で、ドラッグ&ドロップで簡単に配置できます。2D平面図と3D視点を同時に表示できるので、設計の全体像を把握しやすいのが特徴です。

また、カスタムテクスチャや3Dモデルのインポートも可能で、より細かいデザインにも対応できます。完成したデザインは、高品質な3D画像としてエクスポートできるため、プレゼンテーションにも活用できるでしょう。

2:Homestyler

Homestylerは、ブラウザベースの3D設計ツールでインストールの必要がなく、すぐに使用できます。ドラッグ&ドロップでの操作が可能で、壁や床、家具などを簡単に配置することが可能です。

実際のブランド製品のカタログから選べる家具やアクセサリーが豊富に用意されているのが特徴であり、よりリアルなデザインができます。2Dと3Dの切り替えがスムーズで、設計中でもリアルタイムに3D表示を確認できます。

また、スマートフォンアプリと連携しているので、外出先でもデザインの確認や編集が可能です。完成したデザインは高品質な3D画像や360度パノラマビューとしてエクスポートでき、SNSでの共有もできます。

3:Live Home 3D

Live Home 3Dは、Mac、Windows、iOS、Androidで使用できる3D設計ソフトです。直感的な操作で、初心者でも簡単に使えます。マルチプラットフォーム対応のため、デバイスをまたいで作業できるのが大きな魅力と言えるでしょう。

無料版と有料版(Pro版)があり、有料版では高度な機能や追加コンテンツが利用できます。建築家やインテリアデザイナー向けの本格的な機能を備えながら、初心者でも扱いやすい設計です。

4:Cedreo

Cedreoは、住宅建設業者向けに開発されたクラウドベースの3D住宅設計ソフトです。プロ仕様の機能を持ちながら、初心者にも使いやすいインターフェースが特徴です。

2D平面図から自動的に3Dモデルを生成できる機能があり、設計時間を大幅に短縮できます。豊富な家具・装飾品ライブラリと、リアルな3Dレンダリング機能を備えているため、プレゼンテーション資料の作成にも適しています。

5:RoomSketcher

RoomSketcherは、間取り図や3Dビジュアライゼーションを簡単に作成できるオンラインソフトです。ブラウザベースで動作するため、特別なインストールは不要で、複数のデバイスから同じプロジェクトにアクセスできます。

無料版と有料版があり、有料版ではより高度な機能やプロフェッショナルなレンダリングが利用できます。不動産業者・インテリアデザイナー・DIY愛好家まで、幅広く活用されているソフトです。

CGパース外注の費用相場【内観・外観別】

CGパースを外注する場合の費用相場は、内観1カット3万〜10万円、外観1カット5万〜15万円が一般的です。建物の規模・カット数・修正回数・納期によって変動するため、見積もり時には用途と仕様を明確に伝えることが重要です。

カット種別費用相場(1カット)納期目安
内観パース(住宅)3万〜8万円1〜2週間
内観パース(店舗・オフィス)5万〜10万円2〜3週間
外観パース(戸建て)5万〜10万円2〜3週間
外観パース(マンション・ビル)10万〜30万円3〜4週間
鳥瞰パース(大規模開発)15万〜50万円4〜6週間

費用が変動する5つの要因

  • カット数: まとめて発注すると1カットあたりの単価が下がる傾向
  • 修正回数: 基本料金に含まれる修正回数を超えると追加料金が発生
  • 納期: 短納期(1週間以内)は特急料金がかかることが多い
  • 解像度: 印刷用の高解像度(4K以上)は追加料金が発生する場合あり
  • 素材の質感表現: フォトリアル仕上げは時間がかかるため高単価

CGパース 自作 vs 外注の比較|どちらを選ぶべき?

CGパースは自作と外注のどちらでも作成できますが、用途・予算・求める品質によって最適な選択肢は変わります。プレゼン頻度が月数回以上・継続的に必要な場合は自作、年数回の重要提案には外注、という使い分けが現実的です。

項目自作外注
初期費用0〜10万円(ソフト代)0円
1カットあたり費用ほぼ0円(時間コストのみ)3万〜30万円
制作期間習熟次第(数日〜数週間)1〜6週間
品質習熟度に依存プロ品質で安定
修正対応無制限・即時回数制限あり・時間がかかる
スキル習得時間がかかる不要

自作が向いているケース

月に複数カット必要・社内検討用・修正頻度が高い場合は、自作が向いています。長期的にはコストメリットが大きく、修正のスピードも上げられます。

外注が向いているケース

重要顧客への提案・販売資料・印刷用の高品質画像が必要な場合は、外注がおすすめです。プロのクオリティで作成された画像は、説得力と信頼感が大きく異なります。

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CGパース制作で失敗しないための注意点

CGパース制作で失敗するパターンは、自作・外注のいずれにも共通しています。事前に注意点を押さえることで、品質と納期の両方を守ることが可能です。

①目的・用途を最初に明確化する

「営業資料用なのか」「施工確認用なのか」「Web掲載用なのか」によって、求められる品質・解像度・カット数が変わります。目的があいまいなまま制作を進めると、後から「画質が足りない」「視点が違う」などの手戻りが発生しがちです。

②参考画像とイメージを共有する

外注時は、参考になる画像やテイストを言語ではなくビジュアルで共有しましょう。「明るい雰囲気」「高級感」などの抽象的な指示だけでは、制作者と認識ズレが生じやすくなります。

③修正回数のルールを事前に決める

外注時は基本料金に含まれる修正回数を必ず確認しましょう。一般的には2〜3回までが基本料金内で、それ以上は追加料金が発生します。

④納期に余裕を持つ

CGパース制作は最短でも1〜2週間、複雑な案件では1〜2ヶ月かかることもあります。商談やプレゼンの日程から逆算し、修正期間を含めて余裕のあるスケジュールを組むことが重要です。

CGパースとバーチャルツアーの違い・使い分け

CGパースは「静止画イメージ」、バーチャルツアーは「実空間の3Dウォークスルー」という根本的な違いがあります。完成前物件にはCGパース、完成後物件にはバーチャルツアーを使い分けるのが基本です。

項目CGパースバーチャルツアー
制作対象完成前・完成後どちらも可実在する完成空間のみ
表現形式静止画(2D画像)3Dウォークスルー
視点固定アングル自由な視点移動
制作費用3万〜30万円/カット5万〜30万円/物件
制作期間1〜6週間撮影1日+編集1〜2週間
主な用途販売・提案・施工確認内覧・遠隔商談

不動産販売では「完成前はCGパースで訴求 → 完成後はバーチャルツアーで内覧」という流れが定番化しつつあります。両方を組み合わせて提案資料を強化したい場合は、バーチャル内覧とあわせてご検討ください。

よくある質問

Q1. CGパースの作り方は独学でも習得できますか?

はい、独学でも習得可能です。Sweet Home 3DやHomestylerなどの初心者向け無料ソフトから始め、YouTube・公式チュートリアルを活用すれば、基本的な内観パースは1〜2週間で作れるようになります。フォトリアルな高品質パースを目指す場合は、3ds MaxやBlenderなどのプロ用ソフトの習得に3〜6ヶ月程度かかることが一般的です。

Q2. CGパースの外注費用はどれくらいかかりますか?

CGパース外注の費用相場は、内観1カット3万〜10万円、外観1カット5万〜15万円が目安です。マンションやビルの外観・鳥瞰図は15万〜50万円とより高額になります。複数カットをまとめて発注すると、1カットあたりの単価が下がる傾向があります。

Q3. CGパースの納期はどれくらいですか?

外注の場合、シンプルな内観パースで1〜2週間、外観パースで2〜3週間、大規模な鳥瞰パースで4〜6週間が一般的な納期です。修正対応の時間を含めると、商談日の1〜2ヶ月前から発注することをおすすめします。

Q4. CGパースとパース図の違いは何ですか?

「パース図」は建築物の遠近法を用いた完成予想図全般を指す広い言葉で、手描き・CG両方を含みます。「CGパース」はその中でもコンピューターグラフィックスで作成されたものを指す狭義の言葉です。現在の建築・不動産業界では、CGパースが主流になっています。

Q5. CGパースの修正は何回までできますか?

外注時の修正回数は業者によって異なりますが、一般的には基本料金に2〜3回までの修正が含まれます。それ以上の修正は1回あたり数千〜数万円の追加料金が発生する場合が多いため、初回打ち合わせ時に要望をできるだけ詳しく伝えることが大切です。

Q6. CGパースとバーチャルツアーはどちらを選べばいいですか?

完成前の物件・プレゼン用にはCGパース、完成後の実空間・内覧用にはバーチャルツアーが向いています。新築マンションの販売であれば「販売時期はCGパース → 完成後はバーチャルツアー」と段階的に使い分けるのが効果的です。

CGパースの総まとめ|さらに深く知るためのガイド

本記事では、CGパースの作り方5STEP・初心者向け無料ソフト5選・外注費用相場・自作と外注の比較まで、CGパースに関する基礎から実践まで網羅的に解説してきました。さらに深く知りたい方は、以下の関連記事もぜひ参考にしてください。

関連スポーク記事(不動産×バーチャル内覧クラスター)

まとめ:用途に合ったCGパース制作で提案力を強化しよう!

CGパースは、建築・不動産・インテリア業界で提案資料の説得力を高める強力なツールです。自作なら無料ソフトを使って費用0円からスタートでき、外注なら内観1カット3万〜10万円・外観1カット5万〜15万円が相場となります。

用途・予算・スキルに応じて自作と外注を使い分けることで、コストパフォーマンスの高い空間ビジュアライゼーションを実現できます。プレゼンや販売活動でCGパースの活用を検討している方は、まず本記事の費用相場と注意点を参考に、最適な選択肢を選んでみてはいかがでしょうか。

弊社Advalayは、CGパース制作・バーチャルツアー・3Dスキャンを5,000件以上手がけてきた空間DXの専門企業です。不動産・建築・店舗業界向けに、撮影〜制作〜納品まで一気通貫で対応しており、業種に応じた最適なご提案が可能です。

「CGパースとバーチャルツアーを組み合わせて販売資料を強化したい」「外注費用感を知りたい」など、ご相談は無料で承っております。用途やご予算をお聞かせいただければ、最適なプランをご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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柴山 紘輔

柴山 紘輔

株式会社Advalay 代表取締役。Matterportを活用した3Dバーチャルツアーの制作・導入支援において、1,500施設以上の支援実績を持つ。不動産・建設・文化財・商業施設など、幅広い業界でのデジタルツイン活用を推進。

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