THETA SC2とは?5つの特徴と使い方・価格まで解説
「THETA SC2の特徴や価格を知りたい」
「ほかのTHETAシリーズとの違いがわからない」
「自社のニーズに合う360度カメラを選定したい」
上記のようなお悩みはありませんか?
THETA SC2はRICOHから発売されている360度撮影できるカメラで、シリーズの中でもお手頃価格で購入できる人気のカメラです。
不動産業界の内見をはじめ、多くの業界で使用されています。
本記事では、THETA SC2がTHETAシリーズの中でどんな立ち位置なのか、5つの特徴と使い方、そして価格を解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
THETA SC2はもっとも手軽に購入できるTHETAカメラ
THETA SC2の価格は3万円〜4万円代とリーズナブルな価格となっており、THETAシリーズの中でも比較的購入しやすいカメラです。
低価格だと品質が低いのかと気になる方もいるでしょう。
しかし、機能面も劣っているわけではなく、4Kの動画撮影が可能で、内蔵メモリも14G以上と大容量です。
価格的にも初心者が挑戦しやすい機種となっています。
THETA SC2の基本情報
THETA SC2はワンショットで約1400万画素に相当する360度の全天球静止画と、4K動画対応ですが最大連続動画撮影時間は3分となっています。
機能としては、人の顔を認識し美肌に見せる「顔モード」や夜間でも低ノイズで撮影可能な「夜景モード」を搭載していたり、有機ELディスプレイも搭載しています。
THETAシリーズの中でも比較的安価で、シンプルな操作と多彩な機能を備え、気軽に使える機種となっています。
参考:https://theta360.com/ja/about/theta/sc2.html
THETA SCとの違い
THETA SCと異なる点として、SC2の方が静止画のクオリティが高いということです。
たとえば、ISOの上限値がSCは1600のところ、SC2は3200まで改善されているのでより暗いところの撮影にも強くなっています。
他にも、SC2はSCにはない4K動画撮影が可能になっています。
価格面で比べるとSC2が1万円以上高いですが、シャッタースピードや画素数の高いSC2のほうがコストパフォーマンス 的におすすめと言えます。
THETA SC2 for businessとの違い
THETA SC2 for businessは、THETA SC2のビジネス向けモデルとして販売されました。
SC2と基本スペックは変わりませんが、プリセット機能が「Roomモード」のみとなっています。
SC2のプリセットは「顔」「夜景」「車窓」などさまざまな機能が搭載されているため、シーンに適したモードを選択できます。
一方「Roomモード」は室内や社内などの屋内撮影に適している設定なので、物件紹介用の室内写真を撮影する際には適しているでしょう。
他にも、タイマー機能もついているため、狭い空間で撮影する際に撮影者の映り込みをなくせます。
VR内見用に検討している方には、おすすめできる機種です。
THETA SC2の5つの特徴
THETAには多くのシリーズがありますが、THETA SC2を知ってもらうためにも5つの特徴をご紹介します。
ぜひ、購入する際の判断材料として参考にしてください。
1.全4色展開で軽量なボディ
THETA SC2は手のひらに収まるサイズで、重さも約104gとかなりの軽量です。ズボンやシャツのポケットに入れて歩けるほど携帯性に優れているのが強みです。
また、カラーバリエーションは全4色と豊富で、「ネイル」をモチーフにデザインされています。
「ピンク」「ブルー」「ベージュ」「ホワイト」から選択でき、従来モデルTHETA SCのカラーバリエーションよりもはっきりとしたコントラストが特徴的と言えます。
2.4Kの高画質画像・動画を撮影できる
従来モデルのTHETA SCでは実現できなかった4K画質での動画撮影に対応し、映像のファイルサイズも増加しました。
それに伴い、ファイルサイズの大型化にも対応するため内蔵メモリーも従来の8GBから14GBへと増量した機能となっています。
ただし、4K動画の撮影可能時間は3分という制限はあるものの、気軽に4K画質の動画を撮れるのは魅力的です。
3.撮影モードは「顔・夜景・車窓」を選択できる
THETA SC2は「顔モード」「夜景モード」「車窓モード」の3つのプリセット機能を搭載しており、撮影シーンに合わせて選択できます。
顔モードは自動的に明るめの露出補正などで顔をより美肌に魅せてくれます。
また、夜景モードは三脚使用が前提ですが、暗い場所でも明るく補正し、車窓モードは乗り物など明暗差の大きい場所で光の量を調整してくれます。
光の調整に対応してくれる機能なので、室内外問わず、美しく撮影できるのが強みといえます。
4.撮影後も簡単にアプリ内へアップロード可能
最近のカメラはSNSとの連携を強く意識しており、アップロードができるような機種が求められます。
THETASC2も従来通り、スマートフォン用の専用アプリへ簡単にアップロードできます。
アプリ上で撮影できるだけでなく、撮影した画像や映像の加工も行えるため、非常に充実している機種といえるでしょう。
5.VRやバーチャルツアー制作ツールとの連携も可能
リコーが提供しているバーチャルツアー制作ツールとしてTHETA 360.bizがあります。
RICOH THETAで撮影した画像を使い、360°コンテンツを制作・公開できるクラウドサービスです。
パソコンからだけでなく、スマートフォンのアプリで編集することも可能なため、VRやバーチャルツアーを制作する際にも簡単に連携できます。
THETA SC2の使い方
ここからはTHETA SC2の使い方について紹介していきます。
基本的な使い方がマスターできるよう、初心者向けに5つのステップに分けて説明します。
カメラがなくてもアプリのダウンロードなどは可能なためぜひ試してみてください。
1.「THETA」専用アプリをダウンロード
まずは、スマートフォン上にアプリをインストールしTHETAと接続しましょう。
THETA SC2は本体だけでも撮影可能ですが、カメラに液晶画面がついていないため撮影した画像をその場で確認できません。
そのため、アプリをインストールしておくことで、画像の確認や撮影の設定、操作が可能となります。
iOSならApp Store、AndroidならGoogle Play Storeよりインストールできるため、下記からお試しください。
2.撮影モードを選択
静止画モード・動画モードがあるため、切り替えは本体横のMODEボタンかアプリ上で選択しましょう。
初心者の方にまずおすすめしたい撮影モードは「オート」です。自動的に光やピントを調節してくれるため、スムーズに撮影を進行できます。
また、慣れてきた方やモードにこだわりたいという方は、IOS優先モードやシャッター優先モード、マニュアルモードなど応用的なモードに変更してみてもよいでしょう。
基本的な操作をマスターした後、さまざまなモードにチャレンジしてみるとTHETAライフを楽しめそうです。
3.表示画面を設定
アプリで撮影する際は画面が見やすいよう、パノラマ型か画角を絞って最適な場所に合わせて使用しましょう。
次に写真の明るさやホワイトバランスを調整していきます。
基本的には、デフォルトに設定されているオートを使えば、場面に合わせて自動的に光の色温度を設定してくれます。
THETA SC2は静止画に強い機種であるため、基本の撮影でもかなり高品質な写真を撮影できます。
ただ、オプション設定もあるのでカメラに慣れた方やこだわりたい方は、少しずつ機能を増やしクオリティの高い撮影にもチャレンジしてみましょう。
4.撮影スタート
モードや表示設定が完了したら、本体のボタンかスマートフォンのシャッターボタンをおして撮影しましょう。
360°撮影できるので画角などは考える必要はありませんが、自分も画角に入っていることに注意してください。
リモートで撮影したい場合はスマートフォンでシャッターを押すかセルフタイマー機能を使用しましょう。
5.データを保存・編集
スマートフォンと連携している時は、撮影した画像は自動的に写真フォルダに保存されます。
一方、THETA本体とスマートフォンを接続していない時に撮影したものは、カメラ本体内に保存されています。
アプリと接続した後「カメラ内画像」の未転送で撮影した画像を確認し、タップするだけでスマートフォンへ保存できます。
編集するには、THETA+を開き撮影した画像の中から編集したい画像を選択して作業します。
THETA公式からの取扱説明書は下記からPDFをダウンロード可能です。
出典:THETA公式サイト
THETA SC2の価格
販売している店舗にもよりますが、THETA SC2の新品は3万円~4万円代で購入できます。
中古の場合は2万円~3万円代で販売しているところもあるため、ニーズと予算や本体の状態などを含め判断するのがよいでしょう。
Amazonや価格.comなど、一眼レフやほかのカメラと同様に一般の通販サイトでも購入できるため、お得なものを選んでみてください。
THETA SC2で手軽に360度撮影をはじめよう!
今回はTHETA SC2の特徴をはじめ、撮影方法について紹介しました。
THETA SC2には下記の特徴があります。
また、使い方は比較的マスターしやすい手順となっています。
簡単に操作ができるTHETA SC2で、ぜひ唯一無二のコンテンツを作成し、商品・サービスや景色の魅力を発信してみてください。