Matterportのタグとは?機能と活用事例を紹介

「Matterportのタグ機能を全種類知っておきたい」
「タグ機能をうまく活用している事例や埋め込み方を探している」
「Matterportを有効に活用して、データを充実させたい」
こんなお悩みを持っている方はいませんか?
本記事では、タグ機能で埋め込めるコンテンツ全種類、またタグの埋め込み方までご紹介します。また、タグのクリック数をカウントできるGoogle Analytics との連携についても解説します。
私たちは、Matterportをメイン事業にしており、どこよりも詳しくMatterportに関する情報を提供することができます。
Matterportのタグ機能(Matterport tag)とは?
下の画像のような、クリックするとポップアップが表示されるシステムです(丸いポイント)。

枠の中には画像や動画など様々なコンテンツを埋め込むことができ、ハイクオリティーな映像を作るのには欠かせない機能です。
どのようなコンテンツを埋め込んでいるのか、タグ機能を活用している事例をご紹介していきます。
Matterportのタグで埋め込める5つのコンテンツ
Matterportのタグで埋め込めるコンテンツは次の種類です。
- テキスト
- 画像
- 動画
- ECサイト
- リンク
1つずつ事例画像つきで解説します。
1. テキスト
代表的なものがテキストです。
展示されている作品や、空間の説明を埋め込むことでよりコンテンツへの理解や興味を深めることができます。

2. 画像
文字情報に加えて画像での表現を加えることもできます。

3. 動画
また文字や静止画だけでは伝わりにくい情報には動画を設置しています。

「YoutubeなどでPR動画を作ってみたものの閲覧数があまり伸びていない…」など、これまでうまく活用できていなかった動画もMatterport映像内でまとめて公開することで脚光を浴びるコンテンツになることが期待されます。
4. ECサイト
またECサイトを埋め込むことができます。
アパレルショップの実空間を撮影し、タグにサイトを入れ込むこでオフラインのショッピングと同様の体験をすることができます。

5. リンク
ECサイトと同様にWEBサイトのリンクも埋め込むことができます。
こちらの事例は佐倉ふるさと広場の映像です。佐倉市の観光船のPR映像を埋め込むことで、ふるさと広場だけなく佐倉市全体の活性化にも繋がります。

Matterport SDKでカスタマイズしたタグ機能事例5選
Matterport SDKを使ってタグをアレンジすることも可能です。
カスタマイズすることでデータの独自性が高まり、オンライン上も世界観やイメージが伝わりやすくなります。
カスタマイズ事例を実際のデータ画像つきで紹介します。
1. タグの模様をアレンジ
タグを表示するボタンの色や模様を変更することができます。
事例としてはブランドのロゴや、鍵のマークなどコンテンツの内容に合わせてデザインしています。

(引用:https://burberry-ginza.com/#)
2. 枠組みのサイズを変更
文章量が多かったり、画像内の情報が充実している場合スタンダードな枠組みでは小さいという印象を受ける場合があります。
その際はコンテンツに合わせて、タグの枠の大きさを調整することができます。

3. 有料のタグの設置
Matterport映像の公開は、パスワードなどで閲覧権限を設けることもできます。また映像全体ではなく、タグの一部分だけを限定公開、また有償で公開することもSDKを使えば実現できます。

こちらは、「北斎づくし」展で人気俳優を起用してガイダンスを有償で販売した事例です。
オンラインで振込が完了すると、タグのロックが解除され音声ガイダンスを聴くことができるという仕組みで、Matterportサービスの新しい活用方法として注目された事例の1つです。
4. 音声
1つ前の項目で解説したように、SDKを使うことで音声を埋め込むことができます。
特に美術館や博物館など、音声ガイドが活躍する空間では音声の埋め込みが非常に効果的に機能します。
また音声はタグ内だけでなく、映像全体に搭載することもできます。
[matterport src="52HkpCd3mFG" width="900"]
さまざまなタグ機能についてご紹介いたしましたが、Matterport内でできる他の機能については下の記事でより詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

5. タグの表示タイミングの調節が可能
立ち止まるポイントごとに、表示させるタグを変更することができます。


上の画像では、窓周辺には青いタグが1つだけ表示されていますが、下の画像で窓の真正面に移動した瞬間に赤いタグが複数表示されているのがわかります。
ショップや展示などタグの個数が増えてしまい、空間の雰囲気を損なう場合にはこちらのシステムの導入をオススメします。
タグの埋め込み方法
これらのタグの埋め込み方法についてご紹介します。
Matterport映像のデフォルト編集は基本的に全てMatterportクラウドの編集画面で行います。
こちらのタグマークを選択し、入力したい情報を埋め込んで行きます。

テキストやURLリンクも簡単に埋め込むことができます。
タグのカラーも自由に選択できるので、空間のイメージに合わせて編集していきます。

Matterportのデフォルト編集は、やり方さえ覚えてしまえば誰でも簡単に作業できますが、SDKカスタマイズ編集は対応していない制作会社もあります。
下の記事では、撮影〜編集までトータルでサポートしてくれるおすすめ会社をランキング形式で紹介しているので参考にしてみてください。

Google Analyticsとの連携でタグのクリック数がわかる!
Google アナリティクスと連携することができ、閲覧者がどのような動きをしたのか、解析することができます。

- タグのクリック数
- タグ内のURLのクリック数
- ハイライトのクリック数
- 「使い方」のクリック数
- ユーザーが移動したポイント
これらの数値をカウントすることで、この情報を基にタグ内のテキストを改善したり、動画や画像を設置するなど対策をとり、より良いコンテンツ制作につなげることが可能です。
特に、収益化を目的に映像を制作している場合、新たなマーケティングツールとして活用していただくことができます。
こちらの連携についても詳しく知りたいという方はぜひ1度お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。
Matterportのタグ機能でデータの活用幅を広げよう!
- マータータグ(略:タグ)とは、Matterport映像内に画像や動画など追加コンテンツを埋め込める機能
- タグ機能で埋め込めるコンテンツの種類
- テキスト
- 画像
- 動画
- リンク
- Matterport SDKを使ったタグ機能のカスタマイズ事例
- 音声
- ボタンデザイン変更
- ポップアップ枠の大きさ調整
- 閲覧権限を設定
- Google Analyticsと連携させることでマーケティングツールとしても活躍
ウィズコロナ時代の新常識としてリアルとオンラインが融合した新たな集客・PR方法がどんどん浸透しており、Matterportも幅広い分野で導入が進んでいます。
弊社では1000件以上の撮影実績をもとに、撮影だけではなく3D モデルを活かしたプロモーション提案が強みです。
Matterportに関することや活用方法などぜひお気軽にお問い合わせください。