- 「実際に、Matterportの撮影をしたいけど方法がわからない…」
- 「Matterport撮影に必要なものって、何があるの?」
- 「Matterport撮影を誰に頼めばいいかわからないし、料金っていくらなの?」
今回の記事では、 Matterportの基本的な撮影方法から応用の撮影テクニックまでを徹底解説します。
そして、Matterportの撮影技術を使って、売上アップやビジネスチャンスを生み出すことができるようになります。
私たちは、2年半以上Matterport事業を専門的に行なっており、撮影実績は1000施設以上になります。
これまでの実績とノウハウをもとに、Matterport撮影についてどこよりも詳しく解説しています。
Matterportとは
Matterportとは、実空間を3Dで捉え、没入型の3Dモデルを作成する最新鋭カメラです。
いつでもどこからでも人と場所をつなぐことができるため、オンライン時代におけるキラーアイテムとしてさまざまな業界で活躍しています。
Matterportの機能や特徴、活用方法などより詳しい情報はこちらから

Matterport撮影方法とテクニック
Matterport撮影に必要なもの7つ
【必須】
- カメラ
- 雲台
- 三脚
- デバイス
- 充電器(カメラ用・デバイス用)
【あると良いもの】
- 水平器(カメラの水平を確認する)
- ウェットティッシュ(屋外から屋内への移動がある撮影の際、三脚の汚れを落とすため)
機材については次の項目で詳しく説明していきます。
撮影前にやっておくべきこと
機材の購入
撮影に必要な機材は、「カメラ」「雲台」「三脚」「アプリを操作するためのデバイス」です。
撮影場所や求めるクオリティーに合わせて最適なカメラを購入します。

キャプチャアプリのダウンロード
次にMatterportのキャプチャアプリをダウンロードします。
撮影の操作は全てこのアプリを使用して行います。
Apple Storeで ダウンロード する
Google Playで ダウンロード する
Matterportのクラウドを契約する
撮影機材が準備できたら、 Matterport社が提供しているクラウドを契約します。撮影したデータは全てこのクラウドに保管され、編集などもクラウド内で行うため契約は必須です。
撮影場所や展示物の確認
撮影前に、どのような空間なのか、また展示物や商品の著作権などを把握してから撮影を始めます。
Matterport撮影方法 2STEP
撮影場所の把握まで完了したら、いよいよ撮影スタートです。
カメラとデバイスを接続

まずはMatterportカメラとアプリをインストールしたデバイスを接続します(デバイスのWifi設定からMatterportカメラを選択)。
接続がうまくいかない場合は、カメラの電源、デバイスの電源、アプリを一度落とすと復活する場合が多いです。
3Dスキャンか360キャプチャかを選んで撮影を進めていく

カメラと接続ができたら、3D 撮影か360°撮影かを選択し撮影ボタンを押します。
初めはiPadの画面は真っ黒になっていますが、スキャンを始めると徐々にiPad上に空間のマップが表示されていきます。
撮影箇所の画面上に黒い部分がなくなるように撮影を進めましょう。
黒い部分が残っている場合は、日光が当たっていないか、三脚の高さは高すぎないかを確認して再撮影することををオススメします。
撮影をする上での3つのテクニック
続いて、撮影をする上で最低限おさえておきたい3つのテクニックをご紹介します。
導線を意識する

まず「導線を意識する」ことが重要です。上の写真は実際の撮影画像なのですが、撮影ポイント(丸い番号)が綺麗に格子状に並んでいるのがわかります。
撮影ポイントを整える理由は見栄えを美しくするためと、出来上がったデータ上をウォークスルーした際に等間隔でスムーズな移動ができるからです。
ポイントの位置と量

「撮影ポイントの位置と量」も意識しなければなりません。「位置」に関しては、導線を意識したポイントに加え、空間内にある「見せたいもの・写したいもの」がしっかりと映るポイントが必要です。場合によっては三脚の高さの調整も行うとより見やすいデータになります。
また撮影ポイントの「量」も重要です。上の画像ではかなり多くのポイントを撮影しています。撮影ポイントの量が多いと、その分だけ多くの空間情報がMatterportに送り込まれるため正確にモデルを作成してくれるようになります。
写り込みに注意する

最後は「撮影者本人や空間にいる人の写り込み」に気をつけましょう。Matterportは4Kの高画質を使っているため実空間にあるものがそのまま写ってしまいます。そのため画像のように反射した人物像もそのまま綺麗に映し出されてしまいデータのクオリティーの低下につながります。
基本的に自分からカメラが確実に見えない場所に隠れることが重要です。
ここで挙げた3点以外にも撮影時の注意点があります。次の記事を参考にしてみてください。

Matterport 撮影後にやるべきこと
撮影が終了したらそのデータをクラウド上にアップロードするのですが、その前にデータが入ったデバイスで作業が必要です。
窓と鏡の設定

空間にあった「窓」と「鏡」を設定していきます。この設定を行わないと、例えば鏡に映った空間を実空間だと認識してしまい正確なモデルができなくなってしまいます。
トリミング作業

次の作業はトリミング(データのカット)作業です。この作業を行うことで、
3Dモデルやフロアマップの淵が綺麗に直線になり見栄えのデータになります。
撮影漏れの確認
Matterport撮影を行う際には、撮影を行うことができる「完璧」な状態にまで撮影場所を整えます。そのため撮影漏れなどがあり再撮影を行うとなると、荷物の移動や空間づくりに多くの方に手間をかけてしまうため撮影後には一度データを確認をすることが重要です。
Matterport データ編集
撮影後の作業まで終了したら、デバイス上のデータをクラウドにアップロードしていきます。
アップロードが完了したら、クラウド上でデータの確認と編集作業を行います。
ウォークスルーや写り込みの確認
まずは、きちんとデータ内をスムーズに移動できるかウォークスルーの確認を行います。
また人物の写り込みがないかなども確認しつつ、最終的に使用したい撮影ポイントを選択します。
タグの埋め込み

Matterportでは、出来上がった3Dモデル上に、「画像」「動画」「ECサイトやメディアなどのURL」「音声」など追加情報埋め込むことができます。
データの活用方法に合わせて、適切な情報を埋め込んでいきます。
納品
編集まで完了したら納品です。Matterportの撮影データから発行されたURLを納品します。
Matterport撮影料金相場
Matterportの制作において依頼先によってまだまだ価格に差があります。
各社ホームページなどを見ていると「〇〇㎡まで撮影料金3.5万円〜」という表記をよく見かけます。
しかし費用は撮影料金だけでなく、データの編集費やデータ保管料、出張交通費なども追加で発生するため、詳しくはご相談ください。
Matterport撮影代行会社おすすめ5選
①株式会社Advalay

おすすめポイント
- 2年以上Matterportサービスを提供するリーディングカンパニーでありノウハウがある
- 大小様々な規模の撮影実績がある
- 屋外撮影も対応している
- データのカスタマイズ(開発)までできる
- 撮影〜アフターフォローまでトータルでサポートしている
②野原ホールディングス株式会社VDCカンパニー

おすすめポイント
- 一定の撮影基準を設けているため、クオリティの高い映像を担保している
- Matterport社のリセラーのため、カメラを購入できる
- 撮影だけではなく独自のソフトウェア開発など応用提案ができる点
- 建築・不動産業界に精通している
③デジタルスクウェア

おすすめポイント
- 動画コンテンツの制作も同時に行える
- 撮影ポイントが多いため、移動ポイントの選択肢が多い
- 編集作業も細やかなため、データのクオリティが高い
- トラブル対応力
④Move View

おすすめポイント
- Youtubeやドローンなどその他の動画制作も一緒に依頼することができる
- 大規模施設の撮影実績あり(国宝である瑞巌寺など瑞厳寺など)
⑤ホームステージングジャパン

おすすめポイント
- 不動産関係に特化している
- 本事業であるホームステージングと同時に依頼ができる
- 2年以上の実績がある
Matterport撮影をしたいと思っている方へ
同じMatterportでも、使用するカメラによって機能やクオリティーが異なります。
下の記事では、Matterport全機種について詳しく機能や使い方を比較していますのでこちらも参考にしてみてください。

また、
「カメラを購入したはいいけど使い方がわからない…」「説明を読んでもイマイチ理解できない…」など
Matterportの撮影方法に関することをなんでもご相談していただくことができるセミナーも開催していますので、ぜひお気軽にご参加ください。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
Matterportの撮影方法についてまとめると、
- 撮影前の準備
- カメラ、三脚、雲台、デバイスの購入
- キャプチャアプリのダウンロード
- Matterport cloudの契約
- 撮影場所や権利問題の確認
- 撮影時の3つのテクニック
- 導線を意識する
- 撮影ポイントの量と位置
- 写り込みに注意する
- 撮影後〜編集まで
- データアップロード前にも作業が必要
- クラウド上で編集する
今回ご紹介したステップを踏んでいけば撮影は可能です。
2022年ウィズコロナ時代の新常識としてリアルとオンラインが融合した新たな集客・PR方法がどんどん浸透しており、Matterportも幅広い分野で導入が進んでいます。
弊社では1000件以上の撮影実績をもとに、撮影だけではなく3Dモデルを活かしたプロモーション提案が強みです。Matterportに関することや活用方法などぜひお気軽にお問い合わせください。